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つよくてごめんね

タイピングがぎこちなくなるぐらい、言葉を失くしていた。まだ取り戻したとは言い難い。もう戻ることはないかもしれない。前提が覆ってしまった。大事な私を傷つけてまで闘う必要はもう無くなったのかもしれない。

自分の闘いだと思って、堪えてきたんだよ。そうじゃなかったんだと分かった。倒さなきゃいけない相手は本当にいたんだな。拍子抜けしてしまった。自分の闘いだと思って、一生懸命自分を縛るものを自分で解いて、ここまで来たと思ったのだけど。
だけど、ここまで来たから顕れたんだと思う、今だから闘える。漸くまともに闘える。
自分の闘いでいいんだよ。それは変わらない。自分の道を選ぶんだよ。
弱い自分なんかいなかった。私は私を愛せる。
誰にもあげたくなくなってしまった。私は私のものだ。離れない。私は私といっしょに生きよう。

すこし前なら駄目だったんじゃないかと思う。破壊されてしまったんじゃないかと。いや、壊れたけど、壊れてしまった感じはあるけど、まだ、ただでは起きないしぶとさが、ちゃんとあるから生きてる。辛うじて生きた。壊れたのは今の私じゃないよ。
最後の可能性を潰してくれたんだと思う。退路を断たれた。
泣けるだけ泣いて、やっとからっぽになった私に、新しい材料を放り込んで、私になるよ。やっと言える。いっしょにいてあげたいものがあるんだよ。

二度と帰らない。
私はもう行ける。ここから生きるよ。
それを愛だと信じる強い私でごめんね。



恐れ入ります。「まだない」です。 ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 サポート、ありがとうございます。本当に嬉しいです。 続けてゆくことがお返しの意味になれば、と思います。 わたしのnoteを開いてくれてありがとう。 また見てもらえるよう、がんばります。