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わたしたちの話をしよう

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これで生きていけるのかは分からないけれど、とにかく、「わたしたち」の話をするね。そのうえで、もっとできることを見つけ出すために、今のわたしに必要なことだと思うから。わたしたちには…
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#生きる

それでも、いっしょにいよう

ぼくたちの時間だよってきみが言う。 ぼくたちは、いつからぼくたちなんだろう。 ぼくたちは、ぼくたちだから、さみしくても、さみしくないんだよ。 だけど、もっとみんな、いっしょがいいね。 どこかにいるひとりぼっちに、教えてあげられたらいいな。 ぼくたちがいるよ。 あなたはそこでひとりぼっちでも、大丈夫なんだよ。 あなたはいるよ。 いなくならないんだよ。 どうしたら、見つけられるかな。 ひとりぼっちの、あなたがいるなら、ぼくたちはいていいんだって信じられる。 ぼくたちは、ぼく

あなたの声が欲しいんだよ

あなたの声を思い起こす時、岩石の節理のようなものが頭に浮かぶ。わたしの胸には、火を守る灯台になりたい想いがあるから、あなたはわたしの岬になってくれるのかもしれないね。 怒濤のようなマグマのようなイメージが頭の中で混ざり合って新たな姿を形成するのが面白いから、そのエネルギーをもっと見せてよ。 わたしは感情を扱うのが上手くなくて、だけど近頃、感情とはわたしだけのものではないなと気がついた。わたしはむやみな共感を必要としない。だけど確かに自分は存在していいのだと信じるには、そこに

あなたに会うために生きている

わたしが「わたし」を持って生きることに意味があるとするならば、人生は「まだ見ぬ誰かとの待ち合わせ」なのだと思う。 待ち合わせるのには集合場所が必要だ。 しかし事前に指定されない約束なら場所も時間も分からない。もし会えた時にそれと分かるために、わたし自身が、自身という固有の情報を持ち歩いているのだ、と、考える。 真実がどこにあるかは分からない。 ただわたしは思うのだ、「あなたに会うためにわたしは生きてきた」と。 あなたに会わないままで、生きるのをやめることはできないのだろうと。

あなたには感謝を伝えたいんだよ。 光の気持ちで、向き合っていたいんだよ。 わたしたちは今日も明日も生きていくしかないんだと思う、わたしもきっと明日を生きるよ。 今日這うような気持ちなら、明日はきっと今日よりは明るく過ごせる。 生きていくしかないんだと思う、 わたしたちは