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色の絵

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見出し画像に色の絵を使っている記事です。どの絵も気に入っているので、見てもらいたいなと思ってマガジンにまとめました。ほんのすこしですがみんなのフォトギャラリーにも上げていますので…
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#私の作品紹介

大地を確かめる

君のための森がある。 開く必要はないんだよ。 迷わせる場所ではないのだから。 入ってみれば分かるのだから、 深い優しさで作られた森であること。 喜びで育った木々であること。 豊かな土と美しい水が守られていること、 澄んだ空気がそこにあること。 この森を誰にも開きたくないことを、悲しく思わなくていい。 君のための森だよ。 君を本当に分かってくれるのなら、 そのひとはきっとこの森を癒しと感じるはずだ。 君の命がここにあることを、きっと感じてくれるはずだよ。 閉じていないんだよ

風をつくる

風を待つ。 風を読む。 風に乗る。 風を入れる、 風を通す。 風になる。 風が吹いている。 風が撫でる。 風が呼ぶ。 「風をつくるよ。」 そう思って描いた絵。 ぐるぐる。様々な向きの、流れがあるでしょう? やわらかなイメージの線だけど、原色に近いはっきりした色を使った。 強い意志の風が在る。心が広がりを求めている。 グリーンとサンド(イエロー)を中心に描きたくて、浮くかなと思いつつ入れたレッドが効いてる。グリーンに青みがあって好きだな。 この時期、しばら

道を行く

僕は僕の行けるところを通ってそれを道とする 僕には、 僕だけがやっと通り抜ける分の隙間しか、たぶん、作れないと思うけれど、どうかそこを通してもらえないだろうか。 心配しなくていいよ、 もともと歓迎されない命だ。 呼ぶ声がする方へ、僕は進むよ。留まることはないかもしれない。 居場所は必要としていない。 ただ通り過ぎる。 ただ、ただ、 通り過ぎるだけだ。 受け入れてくれなくていい。そこを通らせてくれたら、どこかで生きているから。 心配しないで、どこかで生きているから。

宣言

「ここに意志を示す」 あなたは本当に私を愛しただろうか。 何度でも聴きたかった。 手を離せると思う前に引き裂かれた心が、 治癒することはもうないのだろう。 その時はもう、永遠に来ない。 この心が完全な私なのだと思う。 生きてゆく。 私は私を満たして生きてゆく。 他の誰にも許さない。 私はそれでいい。 水彩色鉛筆(STAEDTLER KARAT, karat aquarell) バイオレット、シアン、ブルーを中心とした絵。紫を際立たせて、青を塗りたかった。他に、ラベンダー

生きるから見ていて

「生きているだけで、生きていたい」 僕たちが君にとっての「家」になれるのなら、僕たちはいつだって「ここ」に居るよ。 君の還る場所はもっと奥深くにある。 その「心の場所」を守る「家」でいるから。 君は「ただいま」を言いたいんじゃない。ずっとここにいたいんだ。 君がずっといられる場所を、僕たちが守るから。 君のための僕たちの「家」が、誰かにとって、そうだな、たとえば「楽しいお店」になるといいな。 「見ているだけ」でも構わない。 安心して「見てるだけで楽しい」と思える場所にす

やさしいことだけ言っていたい

自分をどう見せるかということで、ちょっとしばらく悩んでいる。言葉が嫌になってきたから、今日は絵を載せようと思ったけど、ちょっと話す気分になってきました。せっかくだから少し書こうかなと思います。絵もあとのほうに載せるのでよかったら見てくださいね。 会話は言葉でしかできないものじゃないよ。 だけどわたしは、言葉での会話をとても必要とするひとなんだなあと思う。でも、言葉にこだわるよりも、目の前の相手と、自分たちにしかない形で分かりあいたい。 わたしはどうしても、ひとりひとりとちゃ

ひとりでは抱えきれないほどの

わたしは、わたしの魂を見せて、「わたしがいるよ」って叫ぶことしかできない。「わたしがいるよ」ってずっと見せていくね。 わたしひとりでは、抱えきれないぐらいの、わたしの想いを、それでも抱えていくから。わたしがいるよ。わたしはいるよ。 どうか、わたしはいていいんだと、思わせて。 魂を見せて生きたい命があるならば、わたしは、ここにいるから。わたしが、きっと、応えるから。 たくさんの、全部の色を使った絵。 こちらが正の向き。 これは逆さの向き。わたしは、さかさまが好きみたい