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ナリ心理学で人生変えた話 -ダイヤモンドの思い出し方 -

恥の多い生涯を送って来ました。
小さい頃から人にどう思われているか気になってしょうがなくて、『自分は劣っている』『バカにされる』と信じて生きてきました。

人間関係が苦手で、小学校、中学校は不登校。高校は定時制夜間。
指定校推薦で入学した大学を半年も経たずに退学し、できちゃった結婚。そして不倫…

あらゆる人に迷惑をかけて、あらゆるものから逃げて、でも楽になれなかった。
常に崖っぷちで、足元がグラグラしてるような気持ちで30年ちょっと生きていました。

ーーそんな私を引き上げて、変えてくれたのは。
ナリ心理学というブログでした。


青汁のCMみたいな書き出しになりましたが、『ナリ心理学』に真面目に取り組んだら、マジで人生変わったという話をしたいのです。

◈◈◈

前提として…

・Amebaブログ『ナリ心理学』をある程度知っている人向けの記事です。
知らない人は本家のブログを30記事くらい読んで来て下さい。

・私はナリ心理学認定アドバイザーなどでは無い、ただのいちファンです。
解釈違いな部分、ナリくんが「そんなこと言った覚えは無い」みたいな記述もあるかもしれません。

・私のもともとのダイヤ値は、-35くらいです。

以上、了承の上、読んでもらえるとありがたいです。

◈◈◈

◆ナリ心理学で人生を変えるためにやったこと

1.ナリ心理学セミナーに行った

2018年12月に行われたナリ心理学セミナー「いい感じでいこう!」に行きました。
ナリくん本人が登壇して解説してくれる4時間。めちゃくちゃ腹落ちする内容だったので、ナリ心理学は信用できると思いました。
DVDも買って、何回も見ました。

セミナーはオススメですが、必須ではありません。ブログを読み込むだけでも充分、ダイヤモンドは思い出せると思います。

◈◈◈

2.ブログの『母親に関する記事』をメモしながら全部読んだ

『ナリ心理学』の記事カテゴリー、『母親と向き合う』内の記事を、古いものから順に読みました。
重要と思うところをコピペ&メモしながら、当時の全記事読みました。


当時のメモ

こんな感じ。
記事をしっかり読み込んだことで、

・母親は神ではない
・なぜ母親と向き合う必要があるのか
・具体的な向き合い方とは
・どうしたらダイヤモンドを思い出せるのか

がわかりました。

◈◈◈

3.ノートとペンを使って、お母さんと向き合った

ナリ心理学で散々言われる『お母さんと向き合う』。
これ、誤解している人が結構多いと思うのですが、『お母さんと向き合う』にお母さんは要らないです。
顔を見て話したり、電話したりはしなくていい。
向き合うべきは頭の中のお母さんです。
なので「お母さん、もう亡くなっているから…」という人も逃がしません。
死角なしのナリ心理学、恐るべし。

私が思うに、向き合うというよりも『お母さんそのものを見つめる』感じ。

私の人生を窮屈にしているお母さんの正体。
アイツがなにで出来ているのか。

ノートとペンでそれを明かしていったら、人生が変わります。

この記事では、そのノートとペンのやり方を詳しく書いていこうと思います。


①ひとまず落ち着くためにクソノート


『向き合う』の準備として、やっておきたいのがクソノートです。


お母さんに対する感情、恨みつらみを吐き出します。

して欲しかったこと、して欲しくなかったこと、されて嫌だったこと、言いたかったこと…
なんでもOK。ノートに思うままに書きます。
形式は特になし。
ただ、書き出しはこれです。

「おい、ババア」

張り切ってどうぞ。

◈◈◈

②実践。お母さんを知るための資料を作る

クソノートで一旦冷静になったら、いよいよ実践編です。
まずはお母さんの正体を暴きます。
ノートにお母さんの、

・名前
・生年月日
・生まれた場所
・育った場所
・実家の経済状況(裕福だった? 貧乏だった?)
・家族構成
・通っていた学校、学歴
・今までやってきた仕事
・結婚した年齢(離婚した年齢)
・私を産んだ年齢
・私のきょうだいを産んだ年齢
・結婚や出産、離婚をしてからの経済状況(裕福だった? 貧乏だった?)
・同世代の有名人にはどんな人がいる?(Wikipediaで調べる)

などプロフィールを書きます。

次に、

お母さんの周囲にいる(いた)人たちの傾向や性格を書き出します。

・お母さんの母親はどんな人?
・お父さんはどんな人?
・おばあちゃんはどんな人?
・おじいちゃんはどんな人?
・きょうだいは何人いる? それぞれどんな人?
・関わりのある親戚は? どんな人?
・夫はどんな人?
・子どもは何人いる? それぞれどんな人?
・仲のいい人はどんな人たち?
・好きな有名人はだれ? どんなところが好きなんだろう?

プロフィールは事実を書きますが、「どんな人?」は主観でOKです。
伯父さんは酒癖が悪くてクソだった、みたいに書きます。

ここまで書いていくと、お母さんという人間の人生が見えてきます。
知っているようで深く考えてなかったお母さんという女は、ただの人間なのだとわかってきます。

◈◈◈

③お母さんという女が生きてきた時代を調べる

続いて、お母さんが子供の頃から現在に至るまでの年表を作ります。
およそ10年間隔で、お母さんが生きてきたのはどんな時代だったかを調べます。

▶︎例えば1957年生まれのお母さんの場合、

・0~10歳の頃 1960年代 その年代の出来事

・11~20歳の頃 1970年代 その年代の出来事

…という感じで、今の年齢まで調べます。
Wikipediaで『1960年代の出来事』みたいに調べるとわかりやすいです。

表にするとこんな感じ。

オリンピックや大きな事件、災害、景気の善し悪し、流行っていたもの、その時の人たちの暮らし…

社会科の授業みたいですが、調べてみると結構面白いです。

お母さんは、私とは全然違う時代を生きていて、生活が違えば常識も違う。

そりゃ分かり合えないこともあるわーー

って思えたらいい感じです。

◈◈◈

④年表に、その年代、お母さんの身の回りに起こったことを付け足す。

学校の入学、卒業
仕事を始めた年、辞めた年
本人や家族の病気
結婚した年
あなたを産んだ年
きょうだいを産んだ年
近くの地域で起きた災害
身の回りの人が亡くなった年など。

年表に付け足していきます。
表にするとこんな感じ。

◈◈◈

⑤お母さんと私の年齢を書き出す

もうひとつ、表を作ります。
自分が生まれた年から現在の年齢まで、お母さんの年齢を書いていきます。


私が〇歳の時、お母さんは〇歳というのを可視化するのが目的です。
きょうだいがいるなら、全員分書いておきます。

これを今の年齢まで書き出します。

◈◈◈

⑥年齢の表に、『お母さんに言いたかったこと』を組み込む

クソノートで書いた、お母さんにされて嫌だったこと、言われて傷ついた言葉などなど。
その出来事が起こった年に、『こんなことがあった』と書き込みます。
それが起きたのはあなたが何歳の時でしたか?
そしてお母さんは何歳だった?

クソノートで書いていなかったこと以外も、

「あー、小3の時、こんなことがあったなあ」

みたいに、思いつく限り書いてみて下さい

◈◈◈

⑦お母さんと向き合い、理解する

ここまでで作った資料

・お母さんのプロフィール、周りの人の情報
・お母さんの生きてきた時代、その時起きたこと
・お母さんと私の年齢、その時あったこと、私の気持ち

の3つが揃うと、お母さんという人間がありありと見えてきます。
それを読み解いていくのが、

お母さんと向き合う
お母さんを理解する

です。

お母さんの人生…
どんな時代で、
周りにはどんな人がいて、
どんな状況で、
どんな気持ちで、
お母さんはお母さんになったのか。
あの時どうして、あんなことを言ったのか。
どうして、私の話を聞いてくれなかったのか。

ここ、クライマックスです。
時間と想像力をフルに使って、紐解いてみて下さい。

当時私が書いた例も置いておきます。
(長いので別の記事に分けました)

◈◈◈

こうして表を使って客観的に見ていくと、今まで見えなかった、


言葉の裏側
態度の原因


が、見えてきます。

そして腑に落ちます。

私、悪くねーじゃん。
私が非ダイヤモンドなのは、私のせいじゃないじゃん。

と。

ここ、ダイヤモンドの入口です。

◈◈◈

⑧私のせいじゃない、と知る

私はずっと、自分のことを愛されない、必要とされない人間だと思っていました。
でもそう思ってしまったきっかけの出来事を紐解くと、

お母さんは、不安だったとか、疲れていたとか、焦っていたとか、体調が悪かったとか、ただ余裕がなかったから、知識が足りなかったから…のような理由で起きていて。

それは私が原因ではなく、その時の状況、お母さんの生い立ちや時代のせい。

つまり…


私は悪くないし、関係すらない。
そしてお母さんも、悪くない。
お母さんも、選んでその状況に居た訳じゃない。すべては、たまたま起こったことだった。

とわかるんですよ…。

◈◈◈

お母さんは未熟だった。 ただの人間だから。
不安になるし、怖がるし、テンパることもある。

お母さんは、私を愛していない訳じゃない。私は愛されない人間ではない。

お母さんに、私を愛するだけの余裕や器が足りなかっただけ。
それは誰のせいでもない。誰も悪くない。
ただの偶然。
たまたまタイミングが合わなかっただけ。


私が非ダイヤになったのは偶然。
偶然思い込まされてしまっただけだった。
はーー


なんだそりゃ!!

今までなんだったんだよ、ふざけんな、ボケ!

と思えたら。ダイヤ値は上がります。

◈◈◈

ここまでが、私が『ナリ心理学』を読んで、ダイヤモンドを思い出して、人生を変えた方法です。

当時のノート


ちなみにこれをやったのが2021年の6月末ごろ。
その2ヶ月後、不倫相手と別れています。

そして今は2023年11月。
家族仲は良くなり、些細なことで悩んで自分を責めまくることもなくなりました。
失敗したりヘコむことはあるけれど「まあそのうち立ち直るから大丈夫」と思えるようになりました。

挑戦する勇気も湧いたので、転職して年収も倍になりました(パートから社員へ)。
保身のために嘘をつくことは止めようと決めて、それを守れています。


うさんくさいCMみたいですが、マジで人生好転しました。
数値で言うとダイヤ値15くらい…まだまだこれからなんですが、2年前とは見える世界が違って、生まれ変わったような感覚で生きています。

◈◈◈

最後に、大事なこと

◈お母さんと『向き合う』と『好きになる』は別ものです。

向き合った上で、「理解したけど嫌い」は全然あり。
私も割とそっち。


◈お母さんの事情もわかったけどさー、とはいえね? とはいえよ? 私も愛されたかったよ、幸せな子供時代送りたかったよ!!

という気持ちは、惜しみなく、気の済むまで感じるべし。
床でジタバタしたり、ノートなどに書き殴ると良いです。


◈ダイヤモンドに馴染むまでは時間がかかります。

向き合ったその日からすぐ、「もうダイヤモンドだぜ! ヤッホーイ!」は有り得ません。
私は2年経って、やっと馴染んできました。

思い出してすぐは赤ちゃんみたいなものです。
あせったら、
「まだ3ヶ月、首もすわってないんだからしゃーない」
と、自分を落ち着かせて、濃度を上げて行きましょう。
私もまだまだ2歳児。これからです。

◈◈◈

だいぶ長くなりましたが、読んでくれてありがとうございました。
少しでもお役に立てたら幸いです。


※2024.1 読みづらいところ、少し加筆、修正しました

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