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続・好きなマンガベスト10<7位~9位>

前回のnoteに書いた好きなマンガベスト10はこちら

1位 東京トイボックス
2位 大東京トイボックス
3位 G戦場ヘヴンズドア
4位 蒼天航路
5位 監督不行届
6位 鉄腕ガール
7位 ストッパー毒島
8位 ルーザーズサークル
9位 ピンポン
10位 サンクチュアリ
次点 ろくでなしBLUES

今回はその7位~9位について簡単にレビュー

「ピンポン」

言わずと知れた松本大洋の人気作。
窪塚洋介主演の実写版も素晴らしいし、湯浅正明監督のアニメ版も最高!これだけ恵まれたメディアミックスがなされた作品もなかなか無いな。

僕的サイコーポイントは、主人公「ペコ」のキャラクターにつきる。
描かれたヒーロー像は、これまでの多くのジャンプ的主人公とも違い、
天真爛漫ではなく、天衣無縫・唯我独尊と身勝手にふるまいながら、不安と向き合い、挫折を受け止め、それでも泥臭く前に進む姿に勇気づけられる。

ルフィに勇気を貰う人もいれば、ガッシュベルに勇気を貰う人もいる。

そんな中、最も泥臭くて人間臭いのがペコだ!

『I Can Fly!!』

そして、そんなペコを待つ、親友でライバルの「スマイル」
彼は冷めてるんじゃない、ただただずっと待ってたんだ。。。

『スマイルが呼んでんよ。』

クールな画やセリフ回しが特徴の松本大洋作品

でも、僕の中では最高のスポ根マンガだ。

「ルーザーズサークル」

今回のTOP10で最もマイナー作品かなと。

麻雀マンガ界のレジェンド、片山まさゆき先生の超・傑・作。

「ぎゃんぶらぁ自己中心派」や「ノーマーク爆牌党」が有名だが、
麻雀好きの僕をしてもそれを上回る面白さを保証できるのが本作。

しかも全1巻と読みやすい。

舞台は1990年~1991年の中央競馬

主人公、鉄板 抜(てっぱんぬける)は天才的な閃きと詰めの甘さが特徴の天才ギャンブラー。

予想は完璧で自信満々。だけどちょっとだけ不運が重なり、惜敗なんてことも。

予想あるあるギッシリで、出てくるキャラクターたちも、みんな愛おしいギャンブル狂揃い。

カリブソング、レオダーバン、オサイチジョージなどウマ娘でも拾わないような平成初期のなつかしい名馬が登場。

2024年現在、40代後半以上(僕のちょっと上世代)の人におススメです。

ギリ古本で買える、はず!

「ストッパー毒島」

粗削りだが、とんでもない潜在能力を秘めてる暴れん坊。
そんな桜木花道的スポーツマンガのあるある主人公「毒島大広」

160キロに迫るクセ球の剛速球「ムービングファストボール」と偶然編み出したサークルチェンジならぬ「毒島チェンジ」を武器に相手バッターをねじ伏せる。すぐカッとなる性格で、尊敬してる選手とそうでない選手とで露骨に態度を変える傍若無人なベースボーラー。

毒島が所属する弱小球団「京浜アスレチックス」
チームメイトももちろん曲者揃い。

中距離バッターでチームメートの信頼も厚いが、怪我がちな捕手・佐世保、
打撃はイマイチだが、メジャーでも通用される天才守備職人・三条、
知性が感じられない表情で監督に敬遠されていた、天性のホームランアーティスト火野勝など。

中でも毒島のコーチ役で、不人気マスコットキャラクターチックくんの含蓄あるセリフが毒島だけでなく読者に気づきを与える物語のスパイス。

毒島の成長とチームの成長がリンクをして、優勝に突き進む姿がグルーブ感たっぷり!

数多ある、野球マンガの頂点。それが本作。


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