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三日坊主日記 vol.206 『Filminationというオンラインフィルムマーケット』

Filminationという日本映画を海外のVODに紹介してくれるオンラインマーケットがある。


前々から知ってはいたのだけど、なんとなく億劫で手を出さずにいた。しかし、最近になって知人が成果を得ているのを見て、僕の監督映画『泥の子と狭い家の物語』を登録してみた。いろいろと結構細かく情報入力が必要なんだけど(当然か)、インターフェイスが使いやすいのでスイスイと入力できる。予め字幕スーパーや、あらすじなどを英語で用意さえしていれば、数時間で終える作業だ。


忘れてはいけないのがIMDbへの登録。IMDbは映画やテレビなどのエンターテインメントコンテンツの世界で最も利用されているウェブサイトで、150万本以上の映画やテレビ番組にアクセスできるらしい。何かにつけてIMDbには登録しているかと聞かれるので、海外マーケットを狙っているなら登録しておいた方が話が早い。FilminationもIMDbへの登録を推奨していて、URLのリンクを貼れるようになっている。とはいえ、僕らのレベルでは登録情報も限られているので、バイヤーの人たちが見ても大したことは書いていないんだけどね。そこで何か情報を得ると言うんではなく、身分証というか通行手形のようなものなのかも知れない。


さて、Filmination。情報を入力し終え、申請ボタンを押すと完了。あとは審査結果を待つだけ。僕の場合は翌日に早くも承認のメールが来た。そのメールから30分も経たないうちに、今度はアメリカ本国のprime videoに登録申請してみないか。というメールが来た。Filminationにはアメリカのprime videoとそういう取引窓口があるらしく、契約期間、その間に見られるであろう予想回数、それに対して支払われる料金などがきちんと提示してある。


もちろん、Amazon側の審査があるから申請しても承認されない可能性はある。しかし、せっかくの機会だしその為に登録したんだから『泥の子と狭い家の物語』をアメリカ人がどう受け入れてくれるのか、くれないのか。非常に興味深い(ちなみに日本国内ではprime videoで配信している)。ただ一点気になるのは、向こうはオンライン配信ではなく、オフライン配信(端末機にあらかじめダウンロードして、どこでも視聴できるようにする)を希望するらしい。ネット環境が関係しているのかも知れないが、セキュリティ面でちょっと不安ではある。


郷に入れば郷に従え。虎穴に入らずんば虎子を得ず。と言いたいところだけど、ちょっと慎重になってしまうのだ。それにしても、こんなに簡単に世界へアクセスできるんだからありがたい。多くの人に見てもらえたらうれしいな。



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