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三日坊主日記 vol.271 『石破茂新総裁誕生とChatGPT』

石破さんが新しい自民党総裁になりました。


防衛大臣の時、日本の国防のことを話しているのを見て、すごく怖い顔をしてるけどとてもいいことを言う人だなと思ったのがこの人を知ったきっかけ。それ以来僕の中でずっと気になる人で、一度くらいやらせてあげればいいのにと思っていた。だから総理大臣になって、どんなふうに国を舵取りをなさるのか楽しみです。おめでとうございます。


なんかの記事でChatGPTによる石破茂氏が総理大臣になる確率は20〜30%というのを読んだ。この数字が合ってたのか間違ってたのか。まあ、何を条件にして判断しているのかで違ってくるんで一概にはいえないですね。


そのChatGPT、一般の方はどんなことに使用しているんだろうか。絵を描いたり、アニメーションを作ったり、脚本やプロットを書かせたりという話を聞くが、本当なのだろうか。僕は相変わらずクリエイティブとは程遠い使い方をしている。
今のところ主に翻訳関係。これに関しては翻訳ソフトと比べてもかなり信頼できる(もちろん信用しすぎは危険で、あくまでも補助的に)。そして、改行の位置や、文を途中で切りたい場合どこで切るか、という時にとても重宝している。


例えば、『ニジェール物語』を英訳した中に次のような一節がある。“It was formed thousands of years ago when hardened lava burst out from underground.”これでは英語字幕としては長すぎるので、2画面に分けたいのだが、英語が得意ではない僕にはどこで分ければ良いか正確に判断できない。だから、その旨を伝えて質問すると、“It was formed thousands of years ago when hardened lava”と” burst out from underground.”に分けろと教えてくれる(この場合、前と後ろでは分量が随分違うがその辺りは臨機応変に調整が必要。また、この答えが正しいのかどうかも検証が必要)。


そして前半の部分、“It was formed thousands of years ago when hardened lava”は1画面には長いので2行にしたいと伝えると、“It was formed thousands of years ago”の後ろで改行しろと教えてくれる。これだけでも随分と助かるのだ。


さらに、ちょっと驚くような使い方を発見した。今フランス語のナレーションが入った『ニジェール物語』に英語の字幕をつけているんだけど、僕はフランス語が全くわからない。英語もあまりわからない上にフランス語が絡んでくるから全くのお手上げ状態。では、どうするか。まずは、フランス語版をyoutubeで再生し、英語の自動生成字幕をONにしてそれをスクショする。フランス語は分からなくても、テキストを見ながらならどこを読んでいるのかは分かる。だから、フランス語のどの部分にどういう英語があたるのかを洗い出すのだ。


次にそのスクショをずらっと並べて一枚の画像にする。それをChatGPTにテキストに変換して貰い、さらに日本語訳して貰う。すると英語と日本語のテキストが出来上がるので、その自動生成の英語に、翻訳家が作った英語を割り当てていくのだ。この方法を思いついた時、自分で自分を褒めてあげたいと思った。僕はなんてお利口なんだと。しかし、作業を続けるうちに、この英語のテキストと日本語のテキストが別々に存在するんではなく、英語、日本語、英語、日本語と交互に並んでいる方がずっと効率よく、正確な作業ができることに気づいた。


何百もある字幕をいちいちコピペしていけばできないことではない。だが、そのコピペの手間と時間がなんとも馬鹿らしいと思ったので、ずらっと並べたスクショに番号をふってみた。それを読み込んでもらい、翻訳すると、通し番号をふった英語と日本語のテキストが出来上がる。試しにそれを番号通りに英語、日本語、英語、日本語と交互に並べ替えれないかとChatGPT君に頼んでみた。


するとどうだろう。いとも簡単に、あっという間に並べ替えてくれるではないか。僕は本当に感動した。ChatGPT君が人間の形をしていたら間違いなくハグをしていただろう。いや、なんだかほんとに凄い時代になったと思う。ずいぶん前だけど『her』というスパイク・ジョーンズの映画があった。その時は「はぁ?」(駄洒落ではありません)と思ったんだけど、その「はぁ?」は「はい!」に変わりつつあるのだ。興味ある方は是非。


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