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三日坊主日記 vol.197 『缶ビール大爆発』

雨予報なのに雨がなかなか降らない、海の日。


今日はいつもにも増してどうでもいい話。昨日のアウトドア料理の試食会件流しそうめん会へ冷えたビールを差し仕入れしようと、保冷バッグに保冷剤をたっぷり入れて、ビールを冷やしながら向かっていた。


駅を降りると運悪く雨が降り出したので、傘を差したり、google mapを開いて道順を確かめたりしていて、肩にかけていた保冷バッグを落としてしまった。するとなんだか嫌な音がして、すぐにビールの匂いが漂ってきた。どうやら保冷バッグの中で缶ビールが漏れ出したようだ。


どうしようもないのでそのまま目的地まで行って、中を見てびっくり。缶ビールの中の一本が引きちぎられたように完全に真っ二つになっているのだ。どういう落ち方をしたのか分からないけど、アルミの缶が真っ二つになるとはかなりの衝撃だ。炭酸ガスの圧力も手伝ったと思うんだけど、きっと爆発という表現がピッタリくるようなことが保冷バッグの中で起こっていたんだと思う。


これまでにも何度か缶ビールを落としたことはある。中が漏れ出したこともあるが、こんな状態になることはなかった。保冷バッグはファスナーできちんと密閉されていたからよかったけど、そうではなく、たとえばコンビニ袋とか、なんなら缶のまま落としていたらどうなっていたんだろうか。それが駅の外ではなく、地下鉄の車中だったらどんなことになっていたんだろうか。


ビールは辺りに飛び散るだろう。誰かの服を汚してしまったかも知れない。ビールの臭いは車内に広がる。もしかしたら引き裂かれた缶が女性の顔を目掛けて飛んで行き、傷をつけてしまったかも知れない。爆発物と間違えて110番する人もいるはずだ。車内がパニックに陥って過呼吸で倒れる人も出る。列車は緊急停止し、機動隊の爆発物処理班の到着を待つ。阿鼻叫喚、鬼哭啾々、車内は地獄絵図だ。大惨事である。恐るべし炭酸飲料。みなさん、気をつけましょうね。


ちなみに、試食会はどれも美味しくて最高でした。


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