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三日坊主日記 vol.139 『「ハミンンンンンング」&「ニジェール物語」上映初日』

昨日から、映画『ハミンンンンンング』と『ニジェール物語』の上映が始まった。


大阪の谷町四丁目にある、MATERIAL tanimachiという、ミニシアターよりも更に小さいマイクロシアターで。初日は、19:30〜の一回だけ。ゲストには『ハミンンンンンング』で助監督を務めてくれた向田 優くんが駆けつけてくれた。


お客さんの入りは残念ながらいまひとつだったが、その分濃密なアフタートークになったんではないだろうか。ゲストが助監督さんなんで、やはり現場での苦労話というか、監督への糾弾話が多かったかも知れない(笑)。


低予算の映画なのに監督のこだわりが強い(よくばり)もんだから、助監督は大変だ。ついついボヤきたくもなるだろう。この向田くんは、僕の長編初監督作の『泥の子と狭い家の物語』でも助監督を引き受けてくれていた。こちらの映画は今回の『ハミンンンンンング』よりも更に過酷な撮影だった。だから昨日は二本分まとめて糾弾された。もちろん冗談だけど。


上映終了後は二人で終電まで呑んだ。嬉しいことに彼はまた一緒にやりましょうと言ってくれた。決して社交辞令ではなく、本気だと信じたい。とても良い夜になった。


お客さんの中に『泥の子と狭い家の物語』を劇場で5回見たという強者がいた。ミニシアターを中心に、気に入った映画を何度も何度も見るんだそうだ。こういう映画ファンというか、インディペンデント映画ファンというか、とてもありがたい人たちがどの劇場にも何人かはいる。この方のように何度も何度も繰り返し見る人はそう多くないと思うが、劇場の番組を信じて通う人は少なからずいる。この方は残りの上映日で何度か『ハミンンンンンング』を見るといってくれた。ありがたいことだ。


因みに『泥の子と狭い家の物語』を上映したときは、主演の織田ひまりちゃんを見るために11回も劇場に通ってくれた人がいた。頭がさがる。


そんなこんなで一日目は無事に終了した。残りあと三日間。予約状況は芳しくない。お近くの方は是非お越しください。


MATERIAL tanimachi(谷町四丁目駅または谷町六丁目駅から徒歩5分)

5月18日(土)
13:00~の回の上映後
アフタートーク:西岡眞博
16:00~の回の上映後
アフタートーク:武信貴行監督(さなぎの猫)・西岡眞博
19:00~の回の上映後
アフタートーク:西岡眞博

5月19日(日)
13:00~の回の上映後
アフタートーク:石畑達哉(エグチ役/ 匿名劇檀)・岡祈理(幼少期のトーコ役)・岡たまき(テレクラのスタッフ役)・西岡眞博
16:00~の回の上映後
アフタートーク:西尾孔志 監督(ソウルフラワートレイン/ 輝け星くず)・西岡眞博

5月20日(月)
19:30〜の回の上映後
アフタートーク:木下隆之 (撮影監督)・西岡眞博

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