三日坊主日記 vol.166 『大きな折りたたみ傘』
折りたたみ傘を買った。
それも、そんじょそこらの折り畳み傘ではない。親骨70cmの大きな傘だ。人生で初めてこんなに大きな折りたたみ傘を買ってみた。
これまで僕はちょっと雲行きが怪しいとき、小さくて軽い折りたたみ傘をカバンに忍ばせていた。持っているのを忘れるぐらい全く邪魔にならないサイズと重さで良いのだけど、傘の機能もやはりそれなりで、少し強い雨だと服もカバンも濡れてしまい、なんだかとても不愉快な気分になるのだ。
つい先日も香港で結構な雨に遭った時、この小さくて軽い折りたたみ傘を使用したんだけど、やっぱりびしょ濡れになって不愉快と言うか不機嫌というか、もう何もかもが嫌になってしまうような状況になった。その時、日本に帰ったら大きな折りたたみ傘を買うぞ。と決心したのだ。
いやいや、普通の長傘で良いではないかという意見もありますよね。はい。僕もこれまではそうしてきましたよ。普段の雨の日に指すのは長傘で、折りたたみ傘はもしもの時の携帯用。そう信じ込んでいたし、そうして生きてきた。
しかし、そんなこと誰が決めたのだろう。誰に教えられたのだろう。長傘は雨が止んだら邪魔になるではないか。そして、出かける時に雨が降っていないと持たずに出てしまうではないか。だから出先で雨に遭ってその都度ビニール傘を買うから、うちには売るほどビニール傘があるんじゃないのか。
そう考えると大きな折りたたみ傘というのは、とても合理的な優れものだという気がしてきたのである。でも白状すると本当は親骨65cmのを探していた。だけど残念ながら見つからなかった。ネットではあるんだけど、やっぱり実物見て買いたいじゃないか。ということで思い切って親骨70cmという大きな折りたたみ傘にチャレンジをしてみたのだ。
果たしてこのチャレンジ、凶とでるか吉と出るか(大袈裟な)。梅雨入りが楽しみだ。
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