電気・ガスの節約を意識している人9割、節約工夫1位は「厚着」~2022年冬の電気・ガスの節約意識調査~
冬の寒さも徐々に本格的になり、暖房の設定温度を高くしたり、利用時間が増えたりする人も多くなる季節になりました。
エネルギー価格が世界的に高騰する中、ますます家計負担が増えているのではないでしょうか。
そこで今回はマクロミルのミルトークを使って、電気・ガスの節約意識と、具体的にどんな節約の工夫をしているかを調べてみました。
ミルトークとはマクロミルが開発した定性調査ツールです。掲示板(きいてミル)を通じて、消費者の生の声を気軽に“リアルタイム”で集めることができます。
1.電気・ガスの節約意識9割、1年前から節約を意識は8割弱
電気・ガスの節約に対する意識について、1年前と現在の変化を確認したところ、節約を現在「意識している」人の割合は9割(「1年前から意識しており、現在も意識している」と「1年前は意識してなかったが、現在は意識している」の合計)を超えました。
また、全体の2割は「1年前は意識してなかったが、現在は意識している」と回答し、直近1年で意識する人が増えたことがわかりました。
2.電気・ガスの節約の工夫、第1位は「厚着」!
電気・ガスの節約の工夫を聞いたところ、「厚着」が1位でした。2位の「暖房」は、暖房を使わない、利用時間を短くする、設定温度を低くするなど、暖房の利用量を減らすための工夫があげられました。その中の一つに厚着をすることも含まれているようです。3位の「電気」は、使わない電気を消す、つけっぱなしにしないなど、電気をこまめに消す工夫が多く見られました。
頻出ワードをマッピング(※)した結果、家族がいる方は、お風呂に入る時間を合わせたり、なるべく同じ部屋で過ごしたり、電気を使う時間やスペースを減らす工夫も見られました。【下図A】
また、厚着や重ね着、靴下のように、衣服で温める、毛布や布団などにくるまる、体を動かして温めるなど、電気を使わない方法があがっていました。【下図B】
暖房に関しては、こたつ、ヒーター、石油ファンなどエアコン以外の暖房器具を活用する様子が見られました。【下図C】
※ テキストマイニングで頻出ワードの全体傾向をマップ図にしたもの
3.男性は「電気をこまめに消す」など物理的工夫、女性は「湯たんぽ」「温かい食事」など体を温める工夫
電気・ガスの節約の工夫を男女別でみてみると、男性は「照明を消す」「スイッチを切る」など、使っていない電気をこまめに切るといった物理的工夫が多く見られ、女性は「湯たんぽ」や「カイロ」などの温めグッズの利用や、温かいものを「調理する」といった体を温める工夫が見受けられました。
今回の調査では、電気・ガスの節約を9割の方が意識しており、暖房を使わずに厚着をするなど、使う量を減らすためのさまざまな工夫をされていることがわかりました。
また、少数派でしたが、給湯器の温度を下げておいてお風呂の時だけ上げる、窓や床の冷気を遮断するようにカーテンやマットを工夫する方もいらっしゃいました。
ミルトークでは、回答者の属性(性別、年齢、居住地、未既婚など)を絞り込むこともできるため、今回の結果から、例えば女性の若年層の意見を深掘りしたい場合、女性若年層に絞って追加で意見を集める(掲示板を立てる)ことができます。
みなさまも、ちょっと気になることや、些細なことだけど消費者の方に聞いてみたいという時は、ぜひミルトークを活用して気軽に“実際の声”を集めてみてください。ミルトークの掲示板「きいてミル」で集めたご意見・アイデアから、何かヒントが見つかるかもしれません。
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