そもそも品質工学 第139話 こびとになって考える
お客様の視点になって考えろとか、社長の視点になって考えろとかいわれますが、正直視点を変えるのは難しい。
今回は、そんな視点を変える方法の1つについてご紹介します!
こびとになって考えるには、三現主義と想像力が必要です。
自分の思い込みを捨てないと、こびとになっても、見える景色は同じです。
ここでも、クリティカルシンキングが役に立ちます。
「もしかしたら、自分の考えは間違っているのではないか?」
と思えるかどうかです。
さて、もう1つの問題。原点です。
これ以外と多いですね。
グラフ化してみたら、原点とおらない。
予備実験の時に確認しておけって言われそうw
意外と見落としがち。
誤差因子の傾向だけ1信号で確認して、動特性的に確認してないとこうなる。
入力エネルギーが0だから出力も0だろっておもっていると、こうなりますね。途中からぐにゃっと曲がってる。
解析方法としては、基準点比例で計算、信号因子ごとに切り分けて望目特性で計算、標準SN比で計算。
とはいえ、どれも逃げの一手です。
ばらつきだけは評価できるので、実験は無駄にはなりません。
しかし、信号因子に対する直線性は評価できません。
エネルギーを増やしているのに、出力がそれに比例して増えていかないということは、どこかにエネルギーが逃げている。
これが、なにか品質不良につながらなければいいのですけどね。
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