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そもそも品質工学 第122話 出荷後の抜き取り検査?

さーて、今回から新しい話ですね。
つとむ君の海外出張編の最終話です。

抜き取り検査のお話ですね。
いくら人件費が安いからって、無駄な検査をしてたらダメですよね!

そのころ…

その頃…

その頃…

集めてきた…

ベンダーいぢめw

下請法は、海外の子会社には積極的に関与しない感じですね。
当然、国が違えば法律も違いますからね。

いじめというより、自社の利益を追求しすぎた結果でしょうか。
デミング博士の14のポイントでも述べましたが、ベンダーとは、お互いに認めあい、スキルを高めあい、より良いものを納めていただくようないい関係を築くべきなんだと思いますけどね。

さて、抜き取り検査ですね。
つとむ君はすぐに計算に走ってしまったわけですが、そこをCI03に突っ込まれます。

つい、やり方をしっていると、それを適用してみたくなります。
でも、まずは目的を考えるのが先です。

そもそも何のための検査なのか。
その検査で、生まれる価値は?
そして、何を測っているのか。
計測誤差は?

意外と、ずーっとやってきているからだとか、ただ心配だからだとか、すでに根本対策が打たれているにもかかわらず継続していたとか。
さらには、問題が見つかった際の対応方法が不明な検査まであります。

測定に関しては、合格になるまで繰り返し測定するとか、ダブル検査しているとか。そもそもなぜダブル検査する必要があるのかがわかっていないとか。けっこう、しっちゃかめっちゃかだったりします。

そういったところから、紐解いていき、正しい検査、必要な検査にしていく必要があります。

最後の目標は、検査を無くすこと。
検査が必要であること自体が、本来はおかしなことなのです。

不良品を作っている自信がある」から、検査しているんですよね?
規格外品が混じっている自信がある」から、検査しているんですよね?

どうしても技術力が足りず、やむなく行うのが検査なのです。
検査そのものが、暫定対策だと思いましょうね!

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