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あなたは価値に支配されている(5)理解してもらうことの価値

第7話
~・~ 理解してもらうことの価値 ~・~

過去に以下の記事をノートに書きました。

教えたのになぜ学んでくれないのか?それは、あなたが「教えたつもり」になっているだけです!

今回は、それにも関連するかもしれませんね。

例えば、友人と会話していて…

友人 「ねぇ、これって絶対青色だよね。

あなた 「えー、違うよ。透明だよ。

…って、意見が食い違ったらどうしますか?

あなたは、透明であることを押し続けますか?
それとも、相手の青色意見を取り入れますか?

友人も引き下がる様子を見せない。
このままだと、明らかに喧嘩になる様相。

心が狭くなっている人、周りが見えていない人は、きっとこのまま喧嘩モードへ突入。

2~3日友人と口を利かないという、険悪な雰囲気が継続。

なぜ、あなたは喧嘩モードを選択したのでしょうか?
それに価値があったからです。

自分の意見を通し、相手に理解してもらうことに大きな価値を持っていたのです。

怒りの価値に近いですかね。
いや、自身の存在価値でしょうか。

青色であることを認めたら、自分の存在が否定されたと勘違いするのでしょう。

だから、がんばって透明であることを主張する。
自分の存在価値
自分の正当性
自己の経験から得た知識の価値

これを否定されたくないために。

これ、友人も同じです。
友人も、自分の経験から、それは青色であると信じています。

自分の信じていたものが、実は違うと認めるのは大変です。
自己の経験の存在否定です。

だから、友人も引き下がらない。


もし、あなたの心に余裕があったら、こう考えてください。

自分の主張が受け入れらなかった時、どんな実害があるのか?

…と。

大抵の場合、無いか、ほとんど小さいです。
そりゃ、命の選択をするような重要な局面なら話は別ですが。

ここで話の対象になっているのは、実は

水の色

です。

どうでもいいでしょ?
なんだったら、赤色でも黄色でもどうでもいい。

友人が青色だと信じているなら、それでいいじゃないですか。
あなたは、あなたが信じる透明でいいじゃないですか。

「ふーん、あなたは水は青色だっておもっているんだね。

ところでさぁ…」

と、話を切り替えましょう。
だって、受け入れられなくても、実害はないのですから。

目の前の価値、今自己否定されていると感じたあなたの気持ち。
それはまやかしです。
何も形が無いのです。
形が無いから、誰も傷つけることができないのです。

友人は、あなたを否定するつもりはなく、友人の経験から導き出された結果を話しているだけです。

ここで、科学的に何色かを示しても、友人は納得しません。
友人の過去の経験を否定されることになるので。

もし、何かしらの実害が発生するなら、その利益と実害をお互いに紙に書きだしてみましょう。

書き出しているうちに、お互いに冷静になってきます。

アンガーマネジメントってしってますかね?

怒る理由は、あなたの理想と、現実のギャップです。
お互いの理想と現実を照らし合わせて、そのギャップが何なのかを考えましょう。

人間は、時間をおくと、アドレナリンが低下し、怒りのボルテージが下がります。

また、メールや文章ではなく、面と向かって話すことで、自分の話を聞いてくれていると勘違いするので、相手の意見を受け入れる体制が整いまます。

怒らずに、冷静になり、受け入れられないときに発生する実害を考える。
その実害というマイナスの価値で、次のアクションを考えましょう。

きっと、友達と仲良く過ごせるはずです。

そう、あなたは「価値」に支配されているのです。

・~・~・~・~・~・~

水の色についての提案。

06  何の色_001

「水は”水色”でしょ。水色が科学的に光の波長でいくつなのかは知らないけど。」

おあとがよろしいようで。

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