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「絶対に検索されないテーマ」でYouTubeチャンネルの登録者数が1000人に到達した理由と、その価値

これは、絶対に検索されないテーマで、2年間、週1回のペースでYouTubeに動画を投稿し続けた結果、チャンネル登録者数1000人に到達した人の記録です。

0.前書き

この内容は、これからYouTubeで動画投稿を始めようとしている人、YouTube動画投稿に興味を持っている人向けに、「実態はこうですよ」ということをお伝えする内容です。

私のメインテーマである「品質工学」とか「品質管理」とかの話は出てきませんので、ご安心ください。

普通に考えて「品質工学」なんてワードで検索する人がいません。
だから、一生うずもれた状態になること間違いなし。

じゃぁ、なぜチャンネル登録1000人まで到達できたのか?

この記事を書きつつ、私がやってきたこと、登録者数が1000人に到達できた理由について、その価値について私の考えをまとめてみました。

1.はじまりはここから

まず、私がYouTubeを始めたきっかけは、「せっかく作った動画、もったいないな。どこかに置いておこうかな。」ってことです。

そう、学会発表向けに作ったマンガ動画、学会発表で1回流して終わりってのがもったいないと感じたのです。

そこで、動画の保存先にYouTubeを選択した。
きっかけは、それだけ。
そもそも品質工学というチャンネルを作りました。

収益化したいとか、人気になりたいとかは全く思っていませんでした。今から思えば、だからこんな内容で2年間継続できたと思っています。

もし収益化が目的だったり、人気になりたいという人は、ジャンル選び、題材選びを間違わないでください。当チャンネルの題材である「品質工学」なんてもの、誰も検索しません

収益化が目的なら、ユーザーニーズを徹底的に調べあげてください。
以下の項目を事前に検討してください。

1)そのパイ(ジャンル)がどのぐらいの大きさか?
2)そのパイがどのぐらいの長さで存在するか?
3)先行しているチャンネルがどれだけあるか?
4)その分野で自分だけが持っているスキルや知恵があるか?

この4つについて解説していきますね。

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1)そのパイ(ジャンル)がどのぐらいの大きさか?

パイ(ジャンル)の大きさは、日本の人口や、身の回りの人数とかから簡易的に計算できます。

当チャンネルの例を考えてみましょう。
まず、街頭アンケートで100人対象に、「品質工学」って知ってますか?と聞いたとき、何人が知っていると回答すると思いますか?
おそらく1人もいないでしょう。

じゃぁ、1000人なら?
なんか聞いたことあるかも…ぐらいはいるかもしれませんが、かなり厳しいでしょうね。これもほぼ0でしょう。

じゃぁ、1万人なら?
これぐらいなら、知っている人は1人ぐらいはいてもいいかもしれませんね。好きか嫌いかはおいといて。

じゃぁ、10万人なら?
ここまでくれば、品質工学を使ったことがあるって人が出てきてもおかしくないでしょう。

日本の人口は1億2千万人。
とすると、10万人で割って、パイは1200人です。
これ、品質工学会の会員数とほぼ同じ。
そう間違った計算ではなさそうです。

ということで、おそらく1万人と10万人の間ぐらいの人が興味を持ってくれそうな感じがします。
仮に5万人に1人だとすると、

1億2千万人÷5万人=2400人

見込みのパイの人数は2400人ってところですね。

その2400人のうち、YouTubeを見ている人が何人いるか。
YouTubeの日頃見ている人は7割ぐらいといわれています。
2400×0.7=1680人

つまり、どう天地がひっくり返ったとしても、チャンネル登録者数が1680人を超えることはない。

しかも動画の内容の好き嫌いがあります。私の場合はマンガ動画ですので、マンガが嫌い、絵のタッチが気に食わない、機械音声が苦手。そういうのを加味すれば、さらに30%ぐらい減るでしょう。(これは仮定)

1680人×70%=1176人
はい、1000人ちょっとが当チャンネルの限界値ってことです。

ちなみに、品質工学のジャンルで動画投稿しているのは私だけですので、この1176人のパイを独り占めですw

通常は、関連動画やお勧めにでるという効果もあり、動画が宣伝されるという機能があります。

しかし、当チャンネルはそれが一切ありません。だって、私しかやってないんですから。

試しに、YouTubeで「品質工学」で検索してみてください。ほぼ私の作成した動画しか出てきません。

なので、収益化が目的なら、このテーマはやめておいた方が良いということになります。最大1176人じゃCM広告収入は微々たるものです。週1回投稿で、月に1000円程度です。

じゃぁ、化粧品をテーマに考えてみますか。
街中で、化粧品に興味がありますかって聞いたら、おそらく半分弱ぐらいの人が反応するでしょう。主に女性。子供や一部化粧品に興味の無い人もいるでしょうからね。40%としましょう。

1億2千万人×40%=480万人

この時点で、480万人がパイになります。
これにYouTubeをひごろ見ている人の割合である0.7をかけましょう。

480万人×0.7=336万人

当然、こんなパイの大きいジャンル、ほっとかれません。
先行Youtuberがわんさかいます。

少なく見積もって、有名どころが50人いるとしましょう。
336万人÷50人=6.72万人

1人当たり6.72万人ってところでしょうか。
当然、複数登録だってあるでしょう。
視聴者がメインに見るのは5つのチャンネルぐらいとしましょうか。

6.72万人×5チャンネル=33.6万人

ということで、どんなに頑張っても最大で30万人ってことです。これが最大値です。

このように、最終到達のチャンネル登録者数を計算します。

これは、あくまでパイの大きさ。潜在顧客数です
他の動画を圧倒する素晴らしい動画を投稿し続けた場合の人数です。

「なんで自分のジャンルが伸びないんだろう?」と思った人は、ちょっと計算してみてください。もしかしたら、とんでもなく小さいパイをターゲットにしていて、すでに食い尽くしているだけかもしれませんよ。


ちなみに、「複数ジャンルやったら潜在顧客数が倍になるんじゃね?」って思っているあなた。間違っています。

1つのお店で、「品質工学」と「化粧品」を売ってみましょう。そんなお店、誰が行きますか?品質工学のついでに化粧品も買っていきますか?

これはむしろ逆効果で、お客さんは「品質工学専門店」や「化粧品専門店」に行きます。複数ジャンルは、お客さんがそれらを売っている店員さんに惚れ込んでいる場合にだけ、できる手法です。店員さんが好きなので、店員さんが言ったものを何でも買うってケースです。

他のチャンネルを参考にする場合、そのパイ(ジャンル)が、「品質工学」なのか「化粧品」なのか「店員」なのかをちゃんと見極めましょう。

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2)そのパイがどのぐらいの長さで存在するか?

これはブームというやつです。
自身の動画がどれだけ長い間生きるか、再生されるかということです。
白いたい焼き、生キャラメル、塩パン、ナタデココ…
こういった感じのものを題材にしたら、ブームが去れば、もう再生されません。

ニュース系のチャンネルもそうです。
1年前のニュースどころか、1週間前のニュースですら見られません。

これらは、初動だけ再生される動画。バズを生みますが、チャンネル登録には結び付きにくいです。もちろん、毎日新しいニュースが出てきますので、それを毎日投稿し続けるなら話は別です。それはチャンネル登録に結びつくでしょう。

品質工学や、陳腐化しないテーマ、ブームではない情報はバズることはありませんが、息は長いです。

自分が作った動画は、どのぐらいの期間、再生ニーズがあるのか。
1年後でも再生されるのか?100本投稿しても、過去の99本は古い情報で再生されないってことはないのか?

初動だけで稼ぐ戦略でいくのか、息の長い動画で細く長くいくか。

その情報に対するユーザーニーズが存在する長さというのも考えて、動画にかけるコストを考えましょう。

10時間かけて作った動画が、再生回数30回で、しかも明日には再生されなくなるとなれば、悲しいでしょ?

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3)先行しているチャンネルがどれだけあるか?

パイ(ジャンル)の大きさのところで、先行チャンネルの話も少ししました。マーケティングの視点で解説します。

皆さんが車を買う時、化粧品を買う時、どのメーカーを選びますか?
しかも、性能、価格は同じです。

一流ブランドで信用があり、すでに多くの人が購入しているもの。
その隣には、聞いたことのないメーカーのもの。

一流ブランドのものを買いますよね?
YouTubeも同じです。

画面にチャンネル登録者数が100万人の動画と、チャンネル登録者数が10人の動画。どっちをクリックしますか?動画の内容は同じとします。

そういうことです。
チャンネル登録者100万人の方を再生しますよね?
先行優位なのです。

こういった場合、10人の方の動画は、100万人の方の動画とは一線を画す内容でないとダメです。これが差別化といわれるやつです。

車なら、そのメーカーにしかない機能、化粧品なら、その化粧品でないとダメな理由。それがないと買われません。

なので、最初はターゲットを広くするのではなく、ターゲットを狭くして、動画を作ります。

私の場合ならば、

20~30歳代の若者で、メーカーに勤めていて、マンガが好きで、実験方法とかで悩んでいる人

ここまで絞りました。これで差別化できます。
言い換えるなら、対象とするお客様を限りなく絞ったといっても良いでしょう。

もし、ある程度のチャンネル登録者数になったら、この絞った範囲を緩くしていきます。そうやって広げていくのです。

まぁ、私の場合は、先行する品質工学の動画も少なく、定期的に投稿もされていなかったので、簡単にこのパイを奪えましたが。

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4)その分野で自分だけが持っているスキルや知恵があるか?

参入障壁の話です。
例えば、先ほどのチャンネル登録者数10人の人の動画がバズったとしましょう。すると、それにあやかろうという人が出てきます。

ようは、二番煎じです。

例えば、自動運転機能を搭載した、聞いたことのない弱小メーカーの車の売れ行きが好調だとします。その情報を聞きつけた大手メーカーも、ほぼ同じ自動運転機能を搭載した車を販売しだしました。

さて、あなたは、どちらを買いますか?
大手メーカー?弱小メーカー?

そう、さきほど先行有利といいましたが、これは参入障壁がある場合です。
簡単にマネされるようでは、結局大手メーカーに持っていかれます。

差別化は大事ですが、それは他のチャンネルにはまねできない内容でないとダメです。

例えばメントスコーラなんて、誰でもできます。
しかし、歌ってみた、踊ってみたは、歌うスキル、踊るスキルが必要です。
モノ作りも、加工する技術が必要です。経験もそうです。オーストラリアのエアーズロックにヘリコプターで登ってみたというのは誰でも簡単にはできないことです。

誰でも簡単にできるものならば、簡単にマネされます。
一時的にバズることはできますが、長くは続かないってことです。

顔出しで伸びるYouTuberは、その人自体に独自性や魅力があるのです。早口でまくし立てるようにしゃべるというだけならマネできます。

私の場合、20年以上にわたる品質工学の指導の経験があります。この経験は本を読んでも身につきません。だから簡単にマネできないのです。参入障壁が高いのです

そもそもパイが小さいので、マネをしようなんて人もいませんがw

どこでも手に入る情報なら、簡単にマネされます。
そのチャンネルである必要は無いのです。

あなたのチャンネルでないと得られないこと
それを提供できなければ、チャンネル登録者数は増えません。

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2.ブログの開始

こちらがその楽天ブログです。

なぜブログを始めたか。
動画の毎日投稿ができないからです。

一般的に、YouTubeはトータルの視聴時間が多い方が、YouTubeから優遇されます。なので、毎日投稿や10分程度の長めの動画が有効といわれています。

1分の動画を1時間で作れるなら早い方っていわれています。私の場合、8分程度の動画を作るのに8時間かかります。最初は1分の動画に2時間ぐらいかかっていました。
とてもではないですが、サラリーマンには毎日投稿なんてできません。

そこで、視聴者にYouTubeチャンネルを忘れてもらわないためにブログを毎日更新していました。動画の内容の詳細や、品質工学のトピックなど、そういったものを提供しています。

ブログのアクセスは1日に5人~10人程度でした。
そういう意味では、チャンネル登録者数増加には、ほぼ効果は無いと見ています。

そうそう、なぜ「このnoteでやらないの?」って声が聞こえてきそうですね。文字に色を付けたかったのです。

将来、noteで文字に色を付けられるようになったら楽天ブログからこっちに引っ越す可能性もありますね。

ちなみに、ブログからYouTubeへの流入は1か月で12回再生ぐらい。
さっきも言いましたが、控えめに言って、チャンネル登録にはまったく関係ないですね。

チャンネル登録解除を防ぐには効果があると思います。現在としては、動画のネタ帳的な感じで続けています。

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3.noteの開始

マンガ動画ですから、もとは静止画です。
会社によっては、YouTube禁止なところもあります。(うちもそうでした)

そういった人向けと、情報へのアクセスのしやすさということで、noteの方へもマンガ画像を置くようにしました。

なぜ楽天ブログに画像を置かないのかって?
楽天ブログは、1日に投稿できる画像数と、画像の容量が制限があるからです。

それに対して、noteは特にそういった制限は無いので、こちらにマンガの画像を置いてあります。

ちなみに、noteの方はYouTubeに対して数回遅れで掲載しています。
最新の情報が見たい場合は、YouTubeをご視聴くださいとして誘導しています。

とはいえブログ同様、noteからYouTubeへの流入は微々たるものです。
1か月で14回再生ぐらい。登録数ではないですからね。再生数ですからね。

noteに投稿した記事そのものは、1か月で100回を超えるビュー回数なので、noteを見た人の1割ぐらいがYouTubeへ流れてくれる感じでしょうか。

私も過去動画を見に行くより、noteにアップした内容を見て、過去動画の内容をチェックしたりすることがあります。

そういう意味では、画像倉庫的な感じの使い方ですね。
なので、別にビュー回数を期待してUPしていません。
ですが、これまで累計で2万ビューもあるのです。

ただ、このnoteのビューってのは、記事が読まれなくてもカウントされるのです。ページに表題だけが表示されても1回とカウントされます。
なので、実質はビュー数の10%弱が読んでくれた数と思った方が良いでしょう。

それでも、このnoteへあげたマンガ画像のビュー回数は私には想定外です。
機械音声が苦手とか、自分のペースで読み進めたい(動画だと読んでいるうちに流れて行ってしまうこともあるので)とはいう需要があるのでしょうね。

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4.Twitterの開始

note単体では、noteユーザーしか見ませんし、YouYubeのようにガンガンとお勧めに載る仕組みではありません。

そこで、Twitterを始めました。
noteを更新したら、Twitterで通知。

これによって、Twitterからnoteへの導線が確保できました。

Twitterでは、興味のありそうな人や、似たようなつぶやきをする人に少しずつ「いいね」をして、営業活動を細々としています。

しかし、Twitter民はTwitter民であり、YouTubeは別。
YouTubeの動画のリンクをつぶやいたところで、それをTwitterで見るだけ。

彼らがそこにいるのは、Twitterだからなのです。
そのレベルの情報が彼らの性格にマッチしているんです。

なので、チャンネル登録までには至りません。
Twitterのフォローが関の山。

ちなみにTikTokも同じ。TwitterやYouTubeとは客層が異なります。
TikTokは高校生以下の若年層です。そういう人たちがターゲットなら利用するのもありでしょう。必ず200回は強制的に誰かの画面に表示されます。しかし、つまらない動画だと、200回を超えると、誰の画面にも表示されません。それで打ち止めです。バズらない限り、宣伝にもなりません。

配信プラットフォームは様々な個性があります。
同じ飲み物でも、ジュースが好き、お酒が好き、牛乳が好き。
好みは人ぞれぞれなのです。

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5.サブチャンネルの開始

1年たって、メインチャンネルが400人ちょっとになった時に、サブチャンネルを始めました。

品質管理と品質保証「ナナの空」ってやつです。

Googleの検索数で比較すると、「品質工学」と比較して、「品質管理」で検索する人は多いです。およそ10倍の差があります。

ということはですよ、サブチャンネルの方が10倍伸びやすいのでは?
検索流入が多いのでは?

メインチャンネルで鍛えた動画スキルを、いきなりサブチャンネルでぶつけたら?
最初から比較的クオリティの高い動画提供ができる?

…そんなことを考えていた時期がありましたw
1年後のチャンネル登録者数は200人です。
(2年目は380人にまで増えてますね。)

この200人の多くは、メインチャンネルを登録していただいている方です。
なんでそんなことがわかるのかって?

登録者が、プライバシー設定をしていないと、その人が登録しているチャンネル一覧を見ることができるのです。

普通の人は動画も出していないので、検索には引っかからない。コメントもしないので、コメント欄にアイコンも出ない。だから普通はその人のチャンネルに到達できない。

でも、チャンネル登録した方のアイコンをクリックすると登録チャンネル一覧に飛べるのです!

そこで、私のチャンネル2つが、しっかり登録されていることを確認しています。

明らかに、最初に作ったチャンネルより伸びていない。
そして、よくよく調べたんです。

今度は、Google検索数ではなく、YouTubeの動画の検索数で調べました。
わかったことは、ほんの少しの人しか品質管理の動画を見ていない。

そう、パイが品質工学より小さかったのです。

あれ?検索数が10倍違うんじゃなかったの?
そうなんです。理由をお教えしましょう。

品質管理は、YouTubeの動画以外でたくさん情報を得ることができるのです。書籍や、社内教育、セミナー、権威のあるHPにリンクしてあるYouTube動画(←これが勘違いの元)があるのです。

そりゃ始める前にYouTubeでもワード検索しましたよ。そうしたら10万再生とかしてる動画あるじゃん。これだったらいけるかな?って思ったんです。

でも、それはYouTubeで見られていた動画ではなく、権威ある外部HPに直接貼られた動画。つまりYouTubeでみられていた動画じゃないんです。

ということで、あーこりゃダメだー、YouTube内のパイが全くない…ってことに気がついちゃったのです。

じゃぁ、Google検索数がもっと少ない品質工学は、なんで1000人に到達したのか?
理由は簡単。

他にほとんどないんです。書籍も、権威あるHPも。
無料で情報を得る選択肢が、私のYouTubeの動画ぐらいなんです。

パイは小さいのですが、このパイを独り占めできた。
これが理由です。

ということで、サブチャンネルは見事に失敗したわけです。

皆さんも、YouTubeチャンネル始めるなら、色々な角度からそのジャンルのお客様数をしらべてみてください。

・そのジャンルの見られている動画数、再生数
・1週間でそのジャンルの動画が何本あがっているか?
・そのジャンルの先駆者は何人いるか、その登録者は何人か?
・YouTube以外でその情報を得やすいものはないか?(ブログ、本、テレビ、ラジオ、メルマガ)

もし、穴場だと思っても、気を付けてください。
穴場には2つの理由があるのです。

まだ誰にも発見されていないブルーオーシャン。
誰も気が付いていない未開の地。

もう1つは、ただの砂漠というケース。
人っ子一人いない。そのエリアに需要が無い。
いくらあなたが素晴らしい情報を提供しても、そもそも誰もその分野に興味がない。

「お?この分野まだ誰もやってないじゃん!チャンス!」
と思ったら、この2つのうちのどっちなのか、冷静になって判断してください。

イケル!と思った時には冷静に判断できないので、親子供、友人などにそれとなく聞いてください。きっと、冷静な答えが返ってきますよ。

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6.結局、自分の力ではない

こんな砂漠にある品質工学というチャンネルがなぜ1000人まで到達できたのか。

その理由はこう考えています。
結局、私の努力ではありません。私のチャンネルのファンになってくれた方が、周りに奨めてくれたのが理由です。

「このチャンネル、勉強になるよ」って。

そう、先にも言いましたが、私の動画は、YouTubeのお勧め欄には出てきません。
なぜか?

私しかこの分野の動画を投稿していないからです。
だから、決して他の方の動画を再生した後に、関連動画として私の動画が一覧に出ることはありません。

今考えると、いばらの道ですね。しかも相当細く険しいです。

さらに、品質工学の教育動画とはいえ、マンガ動画を他人に勧められるかってこともネックです。
可愛い女の子が品質工学の指導をしているマンガです。

私なら紹介できません。
「えー、あなたこんな萌え系の漫画見ているの?」って後ろ指さされそうですw

まとめると、こういうこと。

・自分がやっているジャンルは、自分しかいない。
・自分が出している情報は、YouTubeにしかない。
・自分の出しているジャンルは視聴者のパイが1000人以上いる。

そして…
・自分のチャンネルを宣伝してくれる人がいる。
・学会発表というYouTubeの外で多くの人に宣伝できる場があった。
・自分には、品質工学というスキル、講師という人に教えるというスキル、マンガのストーリーを作るスキル、機械音声を作るスキル、それらをまとめて動画にすることができるスキルがあった。

これらがそろったので、検索されないテーマでも、YouTubeのチャンネル1000人到達できたんだと思います。

これが「絶対に検索されないテーマ」でYouTubeチャンネルの登録者数が1000人に到達した理由です。

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7.その価値

あ、そうそう。今からYouTubeに動画投稿して一攫千金を目指そうと思っている人、やめておきましょう。

やめるのは、動画投稿ではなく、一攫千金を目指すこと。
動画投稿が楽しくないと、続きません。収益化までの道のりは長く辛いです。動画100本投稿して、スタートラインです。

なぜ100本かって?

100本投稿すると、動画作成のスキルがあがります。
100本投稿すると、動画投稿が習慣化して、作るのが効率的になります。
100本投稿すると、こういう動画は見てもらえないってのがわかります。

つまり、100本投稿したら、このジャンルダメだったんだなって確信が持てます。

これが、YouTube動画投稿者、ユーチューバーとしてのスタートラインです。

この苦行の100本が乗り越える自信があるなら、ぜひやってみてください。とてもいい勉強になると思います。

私はYouTube投稿で得た知識、情報、スキルは、業務に生かせてます。お客様がなにを望んでいるのか、人にわかりやすく伝えるにはどうすればいいか、いかに効率よく動画を作成するか。(社内で教育動画を作っていますので。)

私は本当にYouTubeへ動画投稿をしていて良かったと思っています。
自身の勉強のためにYouTubeへ動画投稿する。

だとすればYouTubeはノーリスクで試せる最高のプラットフォームですよ!

これが「絶対に検索されないテーマ」でYouTubeへの動画投稿を続けていることに対する、私の感じている価値です!


ここまで、読んでいただきありがとうございました。m(_ _)m

少しでも、これからYouTubeに動画投稿をしようとしている人、すでにチャンネルを作成されている人の参考になればと思います。

いただいたサポートは、有益な情報を提供し続けるための活動にあてていきたいと思います!