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そもそも品質工学 第119話 ペーパーホイール 解析の前に?

実験の結果を早く知りたいですよね?
一気に要因効果図で、自分の思った通りの傾向なっているかを確認したいですよね?

でも、大事なのは生データ。
ここをしっかりとみる。

その傾向、状態、違和感を感じとる。
技術者としての目を養うには、これが一番大事。


一方、そのころ…

実際には、私はビー玉を用意しています。
そして、それを水平器として。
そして、滑り台から転がしたりしています。

傾いているだけならまだいいのですが、中には窪んでいたりする机があったりします。
そういったものだと、滑り台(発射台)の位置によって傾向が変わります。

平面度は出ているが、傾いているだけの机は、机の脚を調整します。
紙を折ったものを机の足の下に入れて、平面を出します。

それでも片方に偏るなら、発射台そのものの傾き、ペーパーホイールの折り目の向き、そして風です。

特に漫画の中で出てくるエアコンや換気扇の風です。
これによって影響を受けます。
ビー玉ぐらい重ければ影響は受けないでしょうが、ペーパーホイールぐらい軽いと、もろに受けます。

こういった、実験環境がどうなっているか、これは排除すべきノイズか、それとも誤差因子として入れておくべきノイズか。

そういった実験センスも、技術者として磨きたいところですね!


ストーリー編では、ついにノイックがナナちゃんと接触!?
彼女はいったい何者なのか?

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