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そもそも品質工学 第117話 ペーパーホイールの制御因子

なんか、ライアさんの動きに怪しい部分がありそうですが、それはストーリーパートの話ですね。

本編は、制御因子の話です。
実際の研修では、受講者に自由に制御因子を考えてもらっています。
なので、ここで紹介するのはあくまで一例。
もし、受講者が制御因子で困っていたなら、講師側が「こういうのはどう?」と誘い水をする。

そのための、制御因子アイディア編だとおもってください!

制御因子のアイディアを列挙するとこんな感じ?
・幅(付箋紙の種類、もしくは付箋紙を半分ずらして重ねる。)
・径(ペーパーホイールの直径)
・重さ(使用する付箋紙の枚数、もしくは基本形状に追加する付箋紙の枚数)
・丸め方(手で丸める、ペンに巻き付けて丸める)
・材質(色の違う付箋紙や、メーカーの違う付箋紙など)
・発射台(左右の位置調整ガイドの有無)
・放し方(手で放す、定規などでゲートを作る、ペンで押さえてそれを放す)
・発射台そのもの(角度や材質、これを変えると入力エネルギーが変わるので、あまりお勧めしませんが)

これ以外にももちろんあります。
受講者の突飛なアイディアも認めて、自由にやらせましょう。

過去には、付箋紙の外側を、セロハンテープで覆っていいですかみたいなものもありましたね。
それじゃ、ペーパーホイールじゃなく、テープホイールじゃないか!w
ちなみに、外周が補強されるので、良く転がります。(^^;

目的はすんなりと成功することではありません。
自分の実験のまずさに気が付く。
これが品質工学ですからね!

もちろん、後でちゃんとフォローする。
なぜ失敗したのか、どうすればうまくいったのか。
失敗したこの実験から、それでもいい条件を見つけるには?

そういったことをしないと、「品質工学ってつかえねー」って認識になってしまうので注意しましょう!


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