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決意大志 〜結〜

前回までのあらすじ

起:ケツから血が出て

承:思いの外重症で

転前:入院当日に手術で

転中:手術は成功したけど

転後:その後がマジで地獄でした

どうも。
自由という素晴らしさを最近痛感している私です。
好きな時に外に出られることは幸せなことです。

さて、入院5日目くらいまで呼吸以外だいたいしんどいみたいな私でしたが、苦労の甲斐あって次第に痛みが和らいできて、用を足すとき以外はそこまで悶えるほどではなくなりました。

裏を返すと、生活してて一日数回はするであろうお手洗いの時は、場合によってはしばらく動けなくなるくらい痛みが走ります。

そんな私に一つの通告が

看護師さん「退院明後日に決まりましたよ!」


退院できるということは術後の経過が問題ないという何よりの証左であり、お墨付きをもらったということ。喜ぶべきことです。しかし、不安要素が多すぎる。

この病院はお尻の専門。なのでありとあらゆる設備がお尻に優しい設計になっており、まさに、お尻にとってのパライソなのです。

そんな温室育ちのお尻がいきなり明後日から野に放たれます。もう、お尻に優しいクッションが当たり前のように配置されている椅子はなくなり、ご飯も何もかも自分で調達しなければいけません。

そしてなにより、お仕事が私を待っています。

入院中、少しでも同じ苦しみを味わっている人の意見や感想が見たくてTwitterで「痔 術後」と検索したり、痔のブログを読み漁っていましたが、中には術後3日で退院し、社会復帰をしている人もいました。病気は人と比べるものではありませんが、そんな人たちもいるから自分も頑張らなきゃ。甘えちゃダメだ。なにより、神がもう仕事をしてもいいと言っているんだ。これでまた再手術なんてことは限りなく0%に近い。そんな症例聞いたことない。だから大丈夫。いや、いける。案外デスクワークも負担にはならないかもしれない。クッションがいい仕事してくれるはず。よし、いけるな、うん、大丈夫。薬も飲んでるし出血もほとんどなくなった。大丈夫

尻痛ぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!(早退)


耐えられんことはないけど、「辛そうだからやることこなしたら帰ってもいいからね…」と言ってくれたので帰ることにします。私は甘やかされて生きています。バブー

見事な敗戦撤退をしましたが、来週から本気を出すことにします。応援してください。


さて、数回に渡り、闘病記にも満たない私の経験談をつらつらと書き連ねていましたが、今日で終わりです。

私が何を伝えたかったかというと、

毎日使う神経の通ってる繊細な器官から血が出ました。

口を使うたびに痛みと出血。病院に行きますよね。

物を見るたびに目に痛み。さらに出血。すぐさま病院です。

お手洗いしたら血尿が!間違いなく病院に駆け込みます。


じゃあお尻から血が出ても病院に行け!!!!!!!!!!!

痔は何かとネタにされがちで、コミカルに描かれる側面も多く、患部が患部ということもあって恥ずかしくてついつい治療を後回しにしがちな病気です。

でも、今や日本人の3人に1人が抱えている病気であり、どれだけ生活習慣を意識しても職業柄避けられない人や、体質で罹ってしまう人が沢山います。

そんなある種特殊な病気の認識や後回しにすることの辛さを少しでも多くの人に知ってもらい、ちょっとでも治療へのハードルが下がったり、自分も治してみようと思ってくれたらこの記事を書いた甲斐があるかな、と思います。

自分もまだ痛みが残っていて、「治してよかった〜!!」と手放しには言えませんが、数ヶ月後にはそう思っているはず。(と思いたい。)

皆様もお尻に限らず、健康に気をつけて、日々の生活を送ってください。

書くことも尽きてきたので、そろそろ終わりにしたいと思います。

ケツ痛いし。

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