生きる事の喜び

ボクは、ピクサーの作品が大好きだ。
世界初のフル3DCGによる長編アニメーション映画「トイ・ストーリー」を観た時のアニメーションの表現、ストーリー共にスゴイと感動したのを覚えている。
それから、ピクサーの作品は、必ず映画館で観ている。
そして、本編作品の前のショートフィルムもまたいいのである。

先日、日本時間で4/26にアカデミー賞の発表があり、「ソウルフル・ワールド」が、
・長編アニメ映画賞 ANIMATED FEATURE FILM
・作曲賞 MUSIC (ORIGINAL SCORE)
の2冠に輝いた。
「ソウルフル・ワールド」は、ボクの中では長編アニメ映画賞の大本命で、予想通りだった。

この作品は、昨年のクリスマスシーズンに向けて劇場公開だったが、コロナ禍でDisney+でのストリーミング公開のみとなった。
既に鑑賞済みだったが、アカデミー賞の受賞で、改めて観た。

やっぱり、いい作品だった。
そして、作曲賞の受賞も納得できる楽曲の素晴らしさを再確認した。
後半で、ジョーがピアノを弾くシーンは、涙が溢れてきた。
そして、なんだろうか、気持ちが前向きになる。

ここ数年は、だいぶストレスを溜めながら仕事をしていて、ついつい愚痴愚痴してしまう。
でも、ボクの生活は、嫁さん、娘もいて、普通に生活ができていて、客観的に見てみると、幸せなのである。
ボクの思い通りにならないところが、気に入らないから愚痴愚痴しているだけなのである。
先日も書いたが、ただ愚痴愚痴していても、何も変わらないのは、分かっているはずなのに何も行動していないのである。

コロナ禍で、非日常な生活スタイルがやってきて、それが新しい日常になってきて、いま、ボクはどうなのか?
・家族との会話する時間が増えた。
・家のことをする時間が増えて嫁さんの負担を減らせるようになった。
みんな、日々のことで、何気ない日常で、流れていってしまう時間だ。
改めて振り返ると、ちょっとした幸せを感じ、生きてよかったと思える日々なのだ。
仕事も、愚痴愚痴言っているが、“もの作り”の現場で仕事をさせてもらっている。
ボクが関わってきた案件がローンチした時は、やっぱり嬉しい。
これも、日々の小さな出来事で、流れていってしまうものだ。
美味しい、嬉しい、悲しい、楽しい、寂しい、など悲喜交交なことがあるからボクは成長して、生きていたいと思うのだ。

「ソウルフル・ワールド」を観て、そんなことを思った。
生きるって素晴らしいんだ!と。
世の中、命が軽く扱われる出来事が多い。
生きる喜び、素晴らしさに気付くと、自分以外の人の命も粗末にすることはないと思うのだ。

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