【秋の暮らし方】#13
12-1 秋の暮らし方(3ヶ月)
二十四節気の立秋(8月8日頃)から霜降(10月23日頃)の時期。
過ごしやすい、さわやかな収穫の季節
新緑の夏から実を結び収穫の秋。
湿気、暑さもおさまり、身体的にも快適に過ごしやすい時期。
夏には汗を発散し、心も行動もが外向きでいましたが、心持ちも穏やかになってきます。
あふれんばかりの陽気も逆に陰気がふえていきます。
外向きの心も内側に入って行きやすい。
夏の疲れも出やすい時期です。
自宅でゆっくりくつろぐ時間を持ち、やがて来る冬に準備しておくのが秋の養生の基本。
整理整頓したり、思考もまとめておきたいもの。
無理をして動くのではなく、英気を養うのが秋の過ごした方。
12-2 秋の暮らしの注意点
乾燥を避け、潤しましょう。
蒸し暑い夏が終わり、空気が乾燥する秋。
秋は五臓の肺の季節。
肺の臓は乾燥に弱く、潤いがないと呼吸がしずらくなり、咳や皮膚疾患が出やすい。
皮膚と肺は、繋がりが深いのです。
ホリスティック氣幸では、肺と大腸は対の関係と見ています。
乾燥のため便秘がちになったり、呼吸と関連が深い仙骨にも異常が出やすい時期。
風も吹きやすいので、意識的に呼吸を吐くことが肺を中心に身体を守ることです。
朝晩の寒暖差
猛烈な夏の暑さから秋はグッと過ごしやすくなります。
しかし空気の乾燥とともに冷えやすくなります。
日中、暖かくても朝晩の寒暖差が大きくなるので、夏のように薄着であったりするとたちまち、身体に冷えが入ってしまいます。
夏に汗をかき過ぎていた身体は、乾燥傾向になっているかも知れません。
肺は、呼吸と肌を守るバリア機能を持っています。乾燥で防御作用が弱っています。
肺は、呼吸と肌を守るバリア機能を持っています。乾燥で防御作用が弱っています。
肌が弱っているときには、乾燥、冷え込みが入ると風邪ひきようようの咳こみ、胃腸障害を起こしやすくなります。
肌が弱っているときには、乾燥、冷え込みが入ると風邪ひきようようの咳こみ、胃腸障害を起こしやすくなります。
慢性疾患りお持ちの方は、免疫力が低下しているので再発もしやすくなります。
過ごしやすいからと油断することなく、朝晩の気温の変化に対応するように、衣服に注意して冷えこみを入れないようにしましょう。
12-3 秋に必要なセルフケア
乾燥から肌、のど、鼻を防御する
肺の臓器は乾燥に弱い。
ちびり、ちびりとペットボトルでいつでも飲めるよう、身近においておきましょう。
部屋の中は乾燥していませんか。
髪がパサついていたり、爪、唇が割れたり、肌は乾燥していませんか。
身体はいつでも未病な内にシグナルを出して教えてくれています。
部屋の中に洗濯物をおいたりするだけでも手軽に乾燥を予防できます。
最近は、加湿器も大小さまざまなものが出ています。自分に合ったものを使ってみましょう。
女性であれば、お肌のケアは欠かせないこと。
秋は入念にお手入れしておきましょう。
水分を補う化粧水でたっぷりとお肌に潤おわせ、質の良い油分のクリームで水分を逃さないように保湿しておきましょう。
ファッションを楽しむ
夏のコーディネートから秋は、服装のバリエーションも多く楽しめます。
ただし、急な厚着は汗をかき過ぎて冷えてしまいます。
かき過ぎてた場合は小まめに汗の対策、着がえましょう。
過ごしやすいですが、徐々に冬に向かっています。
少しづつ冬モードの衣服にシフトして寒さに慣れていきましょう。
天候は変わりやすいので、セーター、マフラー、ストールなどで適宜、調整できるようにしておきましょう。
夏の疲れがでやすい
読書の秋、スポーツの秋、味覚の秋と云いますが、それだけ夏の暑さから過ごしやすいと云うことです。
体力がない人、慢性病のお持ちの方は、ゆったりと体力を回復しておきましょう。
体力がない人、慢性病のお持ちの方は、ゆったりと体力を回復しておきましょう。
暑い時は気を張っているので感じにくいですが、秋が来たと気を緩めると風邪をひきやすい。
寒い冬に備えるために充分な英気を養っておきましょう。
軽い運動で節々を動かして身体全体にカツを入れるのにも最適。
夏場のように遅くまで起きていることはせず、早めに寝床に入るようににしておきましょう。
胃腸に用心
秋口は、暑さをしのぐためビール、アイスクリーム、甘みの飲料水と夏の不養生が以外にも胃腸にダメージを受けています。
弱った脾胃は直ぐには回復はしません。
味覚も食欲が旺盛になったりとしますので腹8分目、よく噛んで味わいましょう。
陰液を補給する
身体の必要成分(陰液)である血液と水分はホリスティック氣幸では血と水と考えています。
すっぱみと甘みは血と水を補います。
梨、ぶどうなどの果物は、酸味と甘みが組み合わさったものが多い。
レモンとハチミツの組み合わさったレモネード、梅干しとごはんなどを酸味と甘みを合わせることで身体の陰液を補っておきましょう。
辛みのバランスをとる
秋は肺が活発になります。その働きを助けるのが辛みです。
適度に食することで肺が活性化するのです。しかし取り入れすぎると水分を発散し過ぎてしまいます。
肺の働きが強くなりすぎると五臓の肝の働きが悪くなります。するとイライラしやすくなります。
唐辛子などの辛みもほどほどにしましょう。
軽く肌をなでる
肺は肌と連動しており、近年では第3の脳とも呼ばれています。
肌を軽くなでてあげるだけで肺の働きが良くなります。
そして身体だけでなく心持ちも良くなります。
頭をなでられて気持ち悪くなりますか。
ならないですよね。
全身を軽くタッチしてあげましょう。
自分をいたわることで自己肯定感が増します。
より効果を出したい方はアロマオイルを使うのも一つ。
より自律神経のバランスを整えることができます。
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