【気・血・水】#5
5-1 体を構成する三つ
ホリスティック氣幸では「氣(き)」・「血(けつ)」・「水(すい)」が体の中をめぐっていると考えます。
「氣」は生命エネルギーのことで、元気の源にあたります。
「血」は全身に栄養を司っている血液。
「水」は全身にうるおいを与えている液体です。
陰陽でわけると「氣」を陽で「血」と「水」は陰になります。
氣・血・水は互いにバランスをとりながら、全身をめぐり、どれかが不足したり、めぐりが滞とどこおると、体に不調が生じます。
例えば精神的なストレスで氣が滞ると血や水の流れも悪くなり、月経不順や足のむくみ、肩こり、頭痛などの症状にあらわれます。
無理なダイエットで血が不足すると冷えや元気がなくなるなどの症状があらわれます。
5-2 氣は生命活動のエネルギー源
氣はすべての基本。臓器を働かせたり、免疫力と関係しています。元気、勇気、根気、やる気など、「氣」は生きる力のもとになるエネルギー。
「氣」は目には見えませんが、日中は表面をめぐって外からの異物を入らないように、夜は体内をめぐって五臓のバランスを整え、体の不調を改善していると考えられています。
元気がない、風邪をひきやすい、胃腸が弱いなどは、どれも氣の不足によるものです。
その反対に思い通りにならない、いら立ちなどがあると氣が停滞して過剰、代謝が悪くなります。
5-3 血は全身に栄養を与える
血は血液、酸素や栄養物質が全身にめぐり、細胞を修復したり、滋養を与えます。
そして健全な思考には、栄養はかかせません。
充分な血は精神を安定させ、足りなければ不安定になり、夜眠れなくなったり、日中ぼっとなったりとなります。
無理なダイエットを繰り返していると、イライラしたり、記憶力が減退します。
血を補うには、赤身の肉、レバー、カツオ、にんじん等の赤い食べもの、黒豆、黒ゴマ、ナツメ、キクラゲなどを積極的に食事で摂っていきましょう。
5-4 水は血液以外の体液
血液以外の体液、リンパ液、汗、尿、唾液とうがあります。これらを総称(そうしょう)して「水」と云います。
水は内臓、筋肉、骨、髪、皮膚を潤うるおし、関節をなめらかにします。
乾燥の季節である秋、冬には髪がパサついたり、肌にうるおいがなくなりクリームがかかせなくなったりしませんか?唇がかわいてリップクリームも。
また水の流れが滞ると足がむくみやすくなります。
水はけのいい体にするには、適度な運動、入浴を積極的に行いましょう。
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