【ホリスティック的生活術】#10
10-1 ホリスティック氣幸生活の基本
1 積極的に生きる
養生、セルフケアと云えば古い、何やら難しい感じはしませんか。
でも日常生活で皆さんが行っています。
例えば、夜ふかしが続いていたら早寝早起きする、身体が冷えたならばお風呂に入ってゆったりとする、緊張が続いたならば好きな音楽を聴いてリラックスするなど、自分を元気にすることを行なっているのではないですか。
このようなに誰でも自然に行なっているのが養生、セルフケア。
ホリスティック氣幸では、治療よりも自然界と調和して病気にならない心身の状態、健康体を作ろうと考えています。
養生、セルフケアはその手段です。
本来持っている自然治癒力を発揮して元気に過ごすための方法です。
体調がすぐれなくなったときだけでなく、普段からの在り方、生活習慣を整えることで本来の生命の力を取り戻し豊かな生活を送りましょう。
2 健康的な運動、食事、睡眠を
健康生活のベースとなるものは、運動、食事、睡眠です。若いときには多少夜ふかししても、食事がおろそかでも、運動不足でも脂肪はつきにくい。
生命力の根っこが弱って来るとたちどころに運動、食事、睡眠のバランスが崩れると健康を維持することは難しくなります。
2-1 運動不足になると気・血・水の巡りが滞ります。体操、ストレッチ、ウォーキングを行い血流の循環を良くしましょう。氣幸で体幹を中心に手足末端まで動かす方法も大いに役立ちます。
2-2睡眠は寝ている間に細胞を修復し、老化予防になります。一日の活動を陽とすると睡眠は陰、陰陽のバランスを取りましょう。
2-3食事は各細胞に栄養物質を送るのに欠かせません。医食同源と云う言葉があるように重要です。毎日、栄養に気を配ることは大変ですが、食は生きることのベースの一つ、1週間単位で考えて見ましょう。
3 身体と同時に心も大切にする
ホリスティック氣幸では人間を三真一如「身、心、神(脳)」、一つとして捉えています。
身、心、神(脳)どれか一つバランスがくずれても何処かに症状は現れてきます。
心配ごとがあると食欲が落ちたり、眠れなくなったり、やる気がなくなったりしたことはないですか。
健康的生活を送ることで気血水の働きが良くなり自律神経が正常になります。
心持ちの大事、大切ではないですか。
イライラし過ぎたり、悲しみにくれ過ぎたり、思い煩い過ぎる感情を持つことは体調をすぐれなく要素として考えられます。
4 無理・我慢をし過ぎず、自界と共に生きる
人も大自然の一部です。人工的生活を送っていると当たり前のことが失われていきます。
すると三真一如「身、心、神(脳)」の不調になるとホリスティック氣幸では考えています。
毎年、同じ時期になると調子をくずすことはありませんか。
例えば、梅雨時期になると身体がだるくなったり、やる気が起こらなかったりと。
それは自分の体質に合っていない生活をしていたり、その前の季節に節制していなかったりしているから。
季節、体質に合った衣服、食事、寝起きを調整することは養生、セルフケアの基本です。
季節の移ろいを感じていますか。
エアコンは快適ですが、過ぎると身体の寒熱を司る働きが衰えます。
適度に身体を鍛えることを行いましょう。
知っていても実行しなければ役に立ちません。
自分に合った健康法を毎日、無理せず続けることが大事。
ただ無理せず、60点ぐらいを目指しましょう。
マイナスのことを止め、プラスのことを取り入れ、今あることを伸ばして行きましょう。
5 ライフステージで変わる
「乳児期」「幼児前期」「幼児後期」「学童期」「青年期」「成人期」「壮年期」「老年期」と発達段階があります。
発達段階において意識の在り方、価値観も大きく変化していきます。
古い価値観を手放し、新しく変容していくのがホリスティック氣幸的生き方です。
6 時代によって変わる価値観
戦前、戦中、戦後から高度経済成長、バブル、経済の低迷と日本の様相も大きく様変わりしています。
価値観も物質的豊かさから精神的豊かさへとシフトしているのではないでしょうか。
変わらない価値観(やさしさ、思いやり)と変わっていく価値観、両面のバランスを取っていきましょう。
7 総合的、複眼的に観る
日々の生活習慣から自然界、ライフステージ、時代の価値観と複合的に重なり合いながら私たちは生きています。
健康的に生きるには複眼的に観、行動していくことが大事ではないでしょうか。
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