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地テシ:296 「海底二万里稽古初日」終わったよ!

新年になって一週間。相変わらずノンビリした日々を送っております。いや、忙しいな。散歩に忙しいな。散歩かい!
毎年恒例、新年の人気の無いオフィス街散歩は、今年は御茶ノ水から大手町を抜けて銀座辺りを歩いてみました。いつも人や車で一杯の街がガラガラになっているのを見るのはなんだか楽しいものです。

小川町あたりの靖国通りもこんな感じ。無人ではないけど閑散としております
一昨年改修された常盤橋。都内最古の石橋です。中央右側奥の古風な建物は日本銀行本店
東京駅八重洲口前の再開発に取り残された二つの細長ビル
矢印の部分が取り残された二つの細長ビル。どうやって再開発するんだろう


そんなこんなで2023年も始まりました。新春から色々とありますよ。1/13(金)には劇団☆新感線「神州無頼街」のゲキ×シネも始まります。しかも、1/14(土)には福士蒼汰さんと宮野真守さんによる舞台挨拶が、1月下旬には無発声応援上映(オリジナルペンライト付き)があるんですって!

なにそれ、なにそれ! 面白そうじゃない! 「神州無頼街」は歌も多いし闘いも多いから応援しがいがありそうですよね。特に一幕ラストの大博打のシーンなんかは盛り上がるんじゃないでしょうか。


そして、去る1/4には今年の仕事始めである「海底二万里稽古初日」が上演されました。本当は上演されない架空の演劇なんだけど、なぜだか稽古があって、しかもそれを公開してしまうという、なんだか不思議な不思議な企画です。

昨年は小林多喜二の「蟹工船」を、今年はジュール・ヴェルヌの「海底二万里」を稽古しました。二作続けて“海もの”なのはなぜでしょうか。

演出の腹筋善之介さんは相変わらずパワフルで、昨年はイギリスに行ってイギリスの俳優たちとワークショップをしたり、子供たちと子供ミュージカルを作ったりしていたそうです。
今回は去年よりもさらに高度なパワーマイムに挑戦したいということでしたが、時間の都合や我々の体力の関係であまり高度にならなかったのは悲しい限り。
小須田康人さんは相変わらずクールでシニカルで、でもホットでエモーショナルでした。いつも面倒くさい役回りを押しつけられるのですけど、演劇の演劇たる部分を任せておけばとにかく間違いない人なんです。さすがの貫禄でした。
30年ぶりの共演となるROLLYさんはギターシンセサイザーを持ち込んで素晴らしいBGMを奏でて下さいました。30年前が初舞台だったROLLYさんも今では「ロッキーホラーショー」といえばROLLYさんと言われるほどの立派な演劇人ですよ。ただ、小ボケが多すぎる! ツッコミが追いつかない!

そして何よりも、昨春に脳梗塞で倒れた西川浩幸さんが思った以上にお元気でホッとしました。とにかく心配だったのですけれども、お元気な姿が見られて安心しました。色々とご不便はあろうと思われますが、どうぞお気を付けてリハビリに励んで下さい。ただ、こっちも小ボケが多すぎる!

昨年と同様、今年も俳優同士での打ち合わせは無しの《ぶっつけ本番》です。それぞれ個別に腹筋さんとは簡単に進行の打ち合わせはしておりますが、具体的な演技については当日まで不明です。だって稽古だからね。
その打ち合わせの中でROLLYさんがギターを持ち込むと聞いたので、私も家にあったボンゴを持ち込んだら、まああんな感じになっちゃったんですね。
だもんでクライマックスにはBGMに演者が二人取られちゃいまして、結果として腹筋さんと小須田さんが大立ち回りを演じるというコトになってしまいました。申し訳なく思っております。

あとね、開演前に腹筋さんのレクチャーで行われた腹筋、ってややこしいな。腹筋善之介さん式の腹筋運動を全員でやってみたってコトなんですが、やたらとキツくて翌日からお腹が痛いです。今でもまだ痛いです。

そんなこんなの「海底二万里稽古初日」。ご来場頂きました皆様ありがとうございました。そしてココまで読んで見たくなった方に朗報です。1/17~31(予定)に舞台の模様を収録した編集版が配信されるんですって! 気になる方は上記のHPでご確認下さいませ。


さあ、次は劇団☆新感線「ミナト町純情オセロ」ですよ。12年ぶりの再演ですが、メインキャストがゴッソリと入れ替わっておりますので全く予想できません。どうなるやら判りませんが、むしろそれこそが楽しみです。
12年前の初演を見た方も、そうでない方も、どうぞご期待下さいませ!