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兄について

死産した兄がいた、と幼少の頃聞いて、興味津々に母に聞きまくって困らせるどうしようもない子だった気がする。どうしようもなさは未だとどまることを知らない。

兄への憧れが強かったため、兄を持つ友達が羨ましかった。そのせいか、たまたまか、次男の友達が多かった。しかし酷い兄からの迫害話を聞いた時は同情した。

以前スペースで、僕は友達に次男が多くて、僕が次男を好きなんだと思ってたら、逆に次男が万次郎を好き説あると説かれたのが面白くて、なるほどなと思った。

いやぁ兄は良い。兄貴!へい、兄貴!(絶対ナメてる)優しい年上男性って包容力あって良いよね。男が惚れる男とでも言おうか。でも最近勉強しているBLは意外と上下関係じゃなくて同列系が多い気がする。

京都の上賀茂神社と下鴨神社というのも上が兄で下が弟みたいな関係だそう。上賀茂神社の正式名は賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)らしい。雷とかカッコイイじゃん…兄ちゃんばっかりずるい。

他にも上下に別れてるというかそういう神社もあって、やっぱ兄は良いよな、と最早妬みの域。やはり兄より優れた弟なぞ存在しねえのか…。まぁジャギは弟のケンシロウにぶちのめされて胸スカだったけども。

北斗の拳ケンシロウの兄ことジャギ

何が言いたいかというと自分は兄でもあり同時に弟でもあるな、と。相変わらず意味不明。兄貴感があまりないと自分では思っていたというか、あまり兄貴の才能がないのではないかと今まで思っていた。

中学の部活は怪我と嫌な先輩を理由に辞めたので直属の後輩が居なかったのと嫌な先輩になりたくないなという理由で年下男性はなるべく遠ざけていた。年下でも敬語で喋るのは距離感を測るためかもしれない。

しかしここ数年、年下の友達が増えた。というか、あえて作った。二十歳の設定にし、皆さんに沢山可愛がって貰えて非常に楽しい。万次郎!って呼び捨てるの気持ちいでしょ?うふふ…。これは布石でもある。

年下の人と仲良くなる実地訓練、お陰様で免許皆伝といっても過言ではない。次は当然、年上を攻略するわけです。年上は男女とも鬼門過ぎる。老害と呼ばれる場合もある。しかし敵ではない、強敵と書いて"とも"である。

人から怒られてる時は大体こんな顔してるよ

年上の人に対してもタメ口を使うのが苦手で、これは単純に敬意を表しているため基本的に敬語が楽。人懐っこい後輩は所詮後輩なのだ。その壁を破るためには、人間関係が出来てしまった途中からでは難しい。

よく酒をおごって下さっていた先輩に去年飲みの席で歯向かってしまい、えらい事になって大変だった。一年経ってようやくほとぼりが冷めてきた感を勝手に感じてる。許されてきたっぽいのでもっかい歯向かっても良いですか?

なめられたらアカン(なめらか)(なめらかではない)

極道じゃないけど、なめられたら終わりという風潮はわかる。軽視したり下に見たりするのは失礼だし、礼は尽くす。その上でいく。これは戦争だ、大袈裟ではない。人生は闘いなのだ。僕がなめられたいように、おっさんもまたなめられたいのだ。態度の話。

距離感、価値観、それらを誤るとすべてが終わるので慎重かつ大胆に攻めたい。仲良くなった先に何があるかわからないけど壁を超えていきたい。そしていつか得る、得る…得るわビッグな富…富…富富富…




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