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カイジについて

もう結構古い部類になってきたけど賭博黙示録カイジという漫画がある。漫画やゲームの話しかしない奴は浅いと思われてしまうのが嫌で避けていたのだけど、クールジャパン的なアレで政府が日本のアニメと漫画凄いよって宣伝してくれたから胸を張りたい。漫画好きという共通項だけなら麻生さんに負けないので胸を張りたい…。

ざわ…ざわ…

有名な効果音。ワンピースの引きの見開きでよく使われていた「ドン!」と同じぐらい有名かもしれない。ギャンブル中の背景に有象無象の観客が居る緊張感とザワついている雰囲気を表現する擬音として使われる。森山氏のざわわと似ているけど否なるもの。あの絶妙な絵柄とマッチしていて非常に不気味な雰囲気が表現されており、とても良いです。

主人公の伊藤カイジ君はどうしようもないお人好しでダメな奴で、友人に騙されて借金を背負ったりギャンブルに負けたりして、最終的に首が回らなくなり反社会的組織「帝愛グループ」の男に拉致され、文字通り命を賭けたギャンブルをさせられます。報酬は借金帳消しにしても有り余る数千万、億の勝負。なぜ命を賭ければ大金を貰えるのか?というとネタバレになってしまうのでアレなんですが、成功報酬という考え方に近いです。
端的に言えばそれだけの事なのに、ずっとざわざわ言ってて全然ストーリーが進まないので講談社版DRAGON BALLと呼ばれているとかいないとか。(嘘)

シリーズ三部作?

実はカイジの物語は連載開始から未だに続いている。その間、色んな他の作品も同時に作っておられる(黒沢、アカギ、銀と金、零、etc…)ため、まだ完結していない。なので今から読み初めても全然大丈夫どころか、完結しない説まである。
賭博黙示録、破壊録、堕天録までは読んだ。それ以降は完結する気が無さそうなので読めていないけど、この三部作ほどの感動は得られないかもしれないなぁとも思ってしまう。
借金、お人好し、うだつの上がらない生活というのを送っていた頃の自分には共感しかなくて思い切りブッ刺さりまくってしまい、面白過ぎてイッキ読みしたけど、そうじゃない人には伝わらないかもしれない。似たような漫画も沢山ある。ちょっと違うけどヤミ金ウシジマくんとか。あれは闇過ぎてあまり読んでない。かなりえぐい

最終的にカイジくんには幸せになって欲しいなぁという、イチ読者としてのワタクシの想いと、作者の目的?が一致すればいいなぁと思います。

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