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思わぬ反響(第一種電気工事士)

社内で教育をする中で

「熱計算」

が苦手だという人の多さに気がつく。

4.2kJ、比熱を忘れてしまっている人も多くいた。

第一種電工の熱計算は難しく考える事はない。

覚えておくと得をする指標

1ℓの水を1℃だけ温かくしたいとする。

必要な熱量(J)は

4.2kJ×1ℓ×1℃=4200J

である。

与える熱を作る側

熱を与える側から考えてみる。

電熱器(消費電力1W)を用意したとする。実際、こんな小さい消費電力のものはないが。

電熱器を1時間使うと

1W×3600s=3600J

大体、1ℓの水を1℃温度上昇させる為に必要な熱量になる。

ここまで整理していると、問題が解けるようになる。

まとめ

根底に覚えておく事はなるべく親近感のあるものが良いと感じた。数字を差し替えるだけの状態にしてあげるのが理想的だ。


・xℓの水の温度をy℃上げたい。
・比熱=4.2kJ/Kg・K
→4.2 x yの熱量が必要!

・手元には電熱器(消費電力z W)
→z
×時間(秒)の熱量を作れる!


あとは水側と電熱器側を合わせるだけである。

ちなみに、水の表し方は忘れがちだ。

1000ℓ=1000kg=1トン=1m^3
1ℓ=1kg

意外と、水は数字にすると重く感じる。

電工以外にも電験、エネ管にも使える知識である。身につけておくと楽ができる。

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