「アーク炉=フリッカ障害」だがアーク炉の仕組みを知っているか?

「アーク溶解」を知っているだろうか?

アーク溶接をしたことがある人は想像つくと思うが

アークによる鉄の溶解は常に一定に起こるわけではない。

くず鉄が溶け落ちて、その度にスパークする部分のアーク長が変動が起こる。

アーク長が変化するということはアーク電流が変化する事とイコールである。

電流が不規則な変動を起こすとなると、系統側に問題が起こる。

電流が増加するという事は電線の電圧降下が生じる事とイコールであり

系統電圧がふらつくという事だ。

照明器具や電動機、特に精密機器はより電圧にはシビア。

人にとっては照明のちらつきは大きなストレスになる。

こういった事を知っておくと、アーク炉を含むフリッカ発生機器の対策は思いつきやすい。

ここから先は

832字
2019年2020年の経験を経て、新たな形のオンライン塾。勉強資料を格納している。既存の塾や通信講座や特別講座以上に「基礎知識」「失敗確率を極力減らす方法」が得られる。定期的に届く配信記事をきっかけに問題を解いたり読んだりことで知識のベースアップも狙う。塾や通信講座のメリットに加えて、難化する試験対策を考慮した戦略を共有するマガジン。最近はさらに発展し、資格取得後の先の話を開拓している。

国家資格「電気主任技術者試験(第3種・第2種)」に関する学習の場と書庫。参考書以上をより分かりやすく解説。また、自身が執筆する参考書原稿の…

頂いたサポートは困っている誰かに使わせて頂いております。下さった気持ちは自分が貰うので、できる限りお返しに参ります!!