満点だと思っていた耐雷設計、落雷対策が5~6割程度の出来だった経験【配電・送電・変電所】まずは送電から押さえる。

電験3種と2種の違いの一つが今回の記事にあたる。

電験3種を受験する人はシンプルに読んでもらって、落雷対策を学んでもらえれば、かなり良い点数稼ぎポイントになる。

電験2種を受験する人はちょっと耳の痛い話になるだろう。


昭和時代から「落雷対策」は出題されてきた。

昔の方がざっくりの質問で、電験3種で登場する対策を綴ってやればよかった。

だが、年度が進むにつれて、条件設定が加わって単純に昔の答え、定番の答えを書いて終わりでは済まなくなったのである。

分かりやすい問題であれば

「電磁誘導障害について、2つ答えなさい」

といった問題がそうだ。

この年度に受験した人の多くは

「え・・?答えは「電磁誘導障害と静電誘導障害」じゃないのかよ」

と思ったはず。

よほど、過去問を漁っていたり、学校の教科書をがっちり学んでいれば、対応できたかもしれないが、付け焼刃だとまず無理。


落雷対策も、同じことが起こっていて、意外と答えがズレていて、与えられて半分の点数かな?などと採点されてしまう。


自分が実際に採点してもらったのは、某電力会社の外部講師に来て下さった方である。(1日10万円+昼食夕食付という恐ろしい待遇)

教え方や解く力は別として、かなり採点には詳しくて関係者との繋がりも広かったから電験2次試験の講師第一人者として、かなり高い精度を持っている方だろう。


自分はこの耐雷設計、落雷対策がイマイチだったので、同じ失敗をしていないか、自身の経験を共有しておく。

※講座で自分が採点してもらったものを見つけ次第、掲載する。

「架空送電線」の雷害対策

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