グルーピングによる覚え方(思わぬ反響3(電気工事士))

当たり前に活用していたものが「価値」であった実例を見つけたので、共有しておきます。

「グルーピング」

試験勉強をする中で、覚えなくてはいけない知識が密集しているケースが非常に厄介。

例えば、電験で言えば

「表」

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実際、試験問題では、表での出題ではなく、文章による問なので、かなりパターンがあるように思える。

この局面で使えるのが「仲間分け(グルーピング)」である。

どんな分け方が効果的か

今回の表を例にすると、まず

「点検できない隠ぺい場所に施設できるもの」で分ける。金属管・ケーブル・合成樹脂(CD管はあまり出題されないので考えない)。3つだ。


次に「乾燥した場所が基本」という分け方をする。上記の3つの管に加えて、がいし引きのみが「その他の場所」での施設を許されている事に気がつく。

バスダクトは300V以下であれば、展開した場所であれば、乾燥していない所でも施設できる。これはあまり出題されないから覚えなくても良いだろう。

ここまで分けるだけで随分と点が取れる

数個のグルーピングをするだけで、一気に記憶しやすくなる。

これは色々な場面で使えるので活用して欲しい。見方を変えると、会社の資料作りにも大事な事である。


あともう一つだけグルーピングをするとすれば、「300V以下であれば、施設できるもの」がいい。

さらに、金属線ぴとライティングダクトだと、展開した場所、点検できる隠ぺい場所の両方に使える。と覚えておくと一気に楽になる。

あとがき

電験二種だと、燃料電池のまとめ表は

「温度が低いものから左に」

といった整理をしておくと忘れない。効率は順番に並んでいなかったよな?という気づきがあると、効率も対応できる。

中性点接地も直接接地から順に整理していくと、覚えやすい。地絡電流の大きさ、対地電圧の上昇という視点で見ると接地方式は覚えやすい。

是非とも、グルーピングを学習に取り入れてみて欲しい。

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