参考書とは違った視点で「公式」を学ぶ体験

この資料では「体験の重要性」について、書いておきたいと思います。

自分は今、課題を抱えています。

社内の従業員が何名、電験3種に科目合格できるか

という課題を会社側から与えられています。

電力会社時代なら、簡単に成せると思います。

2科目に絞り込む。

9時開始の理論、約16時開始の法規だけにする。これで、前々日、前日の勉強をより集中したものにできる。さらに、当日の時間的余裕も作ることができる。理論が終わったら、ひたすら法規参考書の太字を覚えるという作業を試験会場&近隣のカフェですれば、多くの場合、合格できる。

だが、今は状況が違う。

指導している方は「電工1種の筆記試験の理論がほぼ分からない人」が対象。つまり、独学での学習では合格できない人。

これが人として優劣を言っているわけではなく、そういった人は現場作業が得意だったり、周りに気を遣って作業をすることが得意だったりもする。素晴らしいこと。

耳にピアス跡が複数あって、やんちゃな面もあるのだけれども。


一方で、40代の勉強をあまりしてこなかった人もいる。とはいえ、社内では責任者レベルまで到達している。それなら、参考書をひたすら読んで、過去問解けば合格できると考えがちなのだけれども、そうでもない人がいる。

経験上、勉強方法(試験本番を想定していない)、(面倒くさがり、斜に構える)、環境(時間を作れない)のいずれかに欠陥が必ずある。

こういった方たちを改善するには

「体験」ができる場を作る

これが大事であると自分は結論づけています。

「週1強制的に参加する電験勉強会」というのは逆効果だと考えている。(上層部が決定したので、自分はやるのですが工夫を仕掛けます)


通勤時や休憩時間に気軽に読めつつ
自らが手を動かして、公式に触れる時間が自然と増えていく
自分の参考書ではどういったことが書かれていたっけ?確認してみるか
問題集を解いたとき、あの公式のことか

といった気付きが体験として、蓄積されていき、試験本番に過去問と少し違う試験問題を自らの力で解く能力に還元されていく。

定期的に試験問題を配布してもより良いでしょう。

公式と問題の紐づけこそが極地であって、自分は参考書制作でページ数制限で成せませんでしたが、ここの場で成就できたら、最高だと思っています。

まとめ

まずは「理論科目」だけに絞ってやった方が良いと思います!という川上さんの意見に同意でした。

電験3種の電力科目は、たるみ、配電計算など公式の範囲が狭い。

一方で、電験3種の機械科目の計算は「公式と問題文との紐づけが全て」と言っても過言ではないが、いきなりやるにはしんどい。(問題文の線間電圧と公式に入れ込む相電圧を間違えないなどもそうだし、照明や電動機応用は公式のままであるし、制御でたまに狙われるゲインも公式)

機械科目の半分は論述なので、公式まとめが結果として出るのはすいぶん先になる。


すでに完成した資料には要点集という要素も加えており、理論科目を制覇する補助ツールとして、世の中に貢献できるだろうと感じている。

あとがき

大手出版社でなくとも、まずは市内、県内の出版社で本にする計画で話を進めている。体験したものを形として、提供することで、また違った優れた効果が期待できると考えている。

「大手出版社から出して売上部数を!」とか「何かのNo.1受賞!!」なんてもので動くつもりは1ミリもない。

小さくから素早く展開して、ブラッシュアップかけて良いツールにできれば、誰かの助けになる。すごく価値のある仕事だと自分は考えている。

ここから先は

0字
本資料は定期的に更新されていく資料であり、それを自らが手を動かして理解するように活用すると高い学習効果が得られる。

「こんな公式集、要点集があれば良かったよね!」を形にした勉強資料。電験3種合格を目指す人にとっての強力な補助ツール。参考書では取りこぼしが…

頂いたサポートは困っている誰かに使わせて頂いております。下さった気持ちは自分が貰うので、できる限りお返しに参ります!!