【質問】微分方程式とラプラス変換について、独学で学ぶことは可能ですか?電験マガジンで学べますか??

複数頂いている質問をまとめて回答させて頂きます。

微分方程式とラプラス変換について、独学で学ぶことは可能ですか?
微分方程式とラプラス変換を電験マガジンで学べますか??

回答としては「両方とも可能」です。

2つの質問について、掘り下げたいと思います。(自分がサイトを立上げたり、noteで電験マガジンを続ける理由の一つです。)

自分は独学で学ぶ環境にいる人を救いたい

運営サイト「電験合格から好きな仕事に就く」で右も左もわからずにやっていた時期はアドバイザーという方々からもメールが届いたりして、失敗もしましたが、食らいついて続けてきました。※

※サイト運営というのは地味で辛いだけなので、ほとんどの人が辞めます。3年前に同時期に始めた時に残っているのは1人だけ。(昨年、電験マガジンで2週間ほど死ぬ気で電験2種を学んで下さった「やーまさん」だけ。)

物事は続けていくうちに、心が変わるものですが

「独学で挫折する人を救いたい」

という根底の動機は変わらず、どんどん強くなっていき、悩む方、行き詰った方の相談に乗って根気強く解決していく中で分かったこととしては「独学だから無理ということはない」「基礎の部分を分かりやすくしてあげる事が最も大事」「付け焼刃のように問題を解くだけでは通用しない年度もある」ということでした。

この経験からも独学でやるなら、まずは「微分方程式の解き方の基礎が丁寧に記載されている参考書に出会う事」が大事だと言えます。自分に合う書を本屋で見つけましょう。大きな本屋が良いです。そして、答えを暗記するのではなく、解き方を身に付けるという意識で勉強されると対応の幅が広がっていくと思います。

1つ目の回答をもう少し深く

「微分方程式とラプラス変換について、独学で学ぶことは可能ですか?」

可能です。実際に自分は高卒の方に教えて試験突破して下さった経験があります。その方は電験2種の理論科目を合格しました。微分方程式を使う過渡現象の問題が解けるようになっています。

ただ、学び方は注意しないといけない。この方は「微分方程式の教科書」を購入し学んでいました。多くの人は独学で学校で使うような「微分方程式の教科書」は挫折します。難しすぎる為です。(学生でも本質部分を理解することは難しいです。とりあえず、式展開して問題が解けるよというレベルに到達したという人も多いです)

自分以外でも勿論結構ですので、微分方程式を学んだことのある知人と繋がった方が良いと思います。ノートを見せてもらったり、解き方を教えてもらう方が格段に早いです。(一人だと結局理解できず、問題も解けずに終わる可能性があります)

2つ目の回答をもう少し深く

微分方程式とラプラス変換を電験マガジンで学べますか??

答えとしては「学べる」です。どんな手段を使っても合格ライン以上に引き上げます。

その決意と覚悟を持ってやっています。

既に微分方程式は今年の試験に向けて、予想問題(教科書の問題の改変)を加えた構成で問題を配布しています。

まず「基礎」である直列回路をまず押さえ込みをしました。今年の試験がどの難易度で来るか不明ですから「回路方程式を立てる能力」を高めておくべく「過去の難しい問題」を共有しています。

コンデンサ電圧、電流、コイル電圧、電流、特解、過渡解、一般解の求め方は基本的に同じですから、基礎があれば試験本番は形を変えて対応していくだけです。


ラプラス変換については、すでに解き方に関しては昨年がっつりと解いたものを見て頂ければそのまま点になると思います。二次試験で25点~30点を得られる可能性が高いです。ただし、時間制限がかなりきついので解く練習をしておかないといけません

一方で、今年は「ラプラス変換の定義」も学ぼうと考えています。今年のように例年と同じ問題(伝達関数や偏差)を計算するだけなら、鍛え上げた力で一気に解けます。

ただ何となく、電験2種二次試験の制御が怖い感じがしています。変化してきそうだからです。現代制御が電験2種で出題された時も驚きましたが、原点回帰してきた時が自分は怖いと感じています。(せめて、電験マガジンを継続する今年の試験だけはなんとか例年の問題が出てくれないかなと願っています。願うだけだとダメなので、電験1種の問題や昭和問題を扱う等の対策を講じる予定です)

ここから先は

0字
2019年2020年の経験を経て、新たな形のオンライン塾。勉強資料を格納している。既存の塾や通信講座や特別講座以上に「基礎知識」「失敗確率を極力減らす方法」が得られる。定期的に届く配信記事をきっかけに問題を解いたり読んだりことで知識のベースアップも狙う。塾や通信講座のメリットに加えて、難化する試験対策を考慮した戦略を共有するマガジン。最近はさらに発展し、資格取得後の先の話を開拓している。

国家資格「電気主任技術者試験(第3種・第2種)」に関する学習の場と書庫。参考書以上をより分かりやすく解説。また、自身が執筆する参考書原稿の…

頂いたサポートは困っている誰かに使わせて頂いております。下さった気持ちは自分が貰うので、できる限りお返しに参ります!!