この間25歳だったのに、気付いたら48歳になってしまった

48歳になりました

Giving December 寄付月間も残り2日となりましたね。年末に誕生日を迎える私はバースデードネーションをいつもお願いしていましたが、今年はとても大きな変化をご報告する年末となりました。

12月27日に48歳になりました。年女でした。ねずみ年、山羊座のO型です。この間25歳だったのに、気付いたら48歳になってしまいました!赤ちゃんだった息子はもうすぐ23歳。「誕生日何がほしい?もうすぐだよ」と訊いてくれるようになりました。

ティール組織の本文から

1年前の誕生日にマドレボニータがホストしていた『ティール組織』の読書会があり、一年かけて読んできた『ティール組織』の本文の中から心に響く言葉を毛筆でしたためるというセッションをやったのですが、私は「逆境に優雅に対処」という一節を引用して墨と筆で書きました。

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この1年は、その深い深い意味を思い知る年になりました。

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トランジション

自分で立ち上げた団体を22年間続けたあと、代表を退き次世代の担い手にバトンタッチしたことを先日ご報告しました。想像以上の暖かい反響をいただき、驚くとともに、本当にありがたいとと思っています。あとはもう、前だけを見て、進んでいきたいと思います。新しいマドレボニータを担うみなさんに尊敬と敬礼を捧げます。

新団体を立ち上げます

そして、思いがけず、このタイミングで新しい団体を立ち上げることになりました。シングルマザーのセルフケアとエンパワメントに特化したNPOです。先日、東京都に申請を出しました。認証は3月ごろになるようです。

名前はシングルマザーズシスターフッド Single Mothers’ Sisterhood と言います。長すぎるとも言われますが「シスターフッドさん」などと略していただくと良いかなと思います。アクセントは「シ」でも「フ」でもいいです。団体名は悩みに悩んだのですが、セルフケア講座に参加してくれたシングルマザーが「自分を大切にする」ということを身をもって体験すると同時に、シングルマザー同士が繋がり、励ましあう姿はまさに「シスターフッド」で、そこからインスパイアされて名付けました。

マドレボニータでも「産後ケアバトン制度」で2011年からひとり親の支援をしていましたが、それでは全然足りないと感じていました。何しろ、私自身がひとり親でしたし、マドレではそのニーズに応えきれないことにもどかしさも感じていました。そんな時、このパンデミックがきっかけで、シングルマザー支援の専門家にアドバイスを頂きながら、ひとり親に特化したプログラムを開発し実行できたことは、思いがけず私の長年の夢が叶った出来事でした。

ひとり親、その中でも特に女性が、不利な立場に陥りやすい日本という社会に暮らしながら、私は様々な助けを得ながらなんとかサバイブしました。今はパートナーがいて、シングルではなくなったものの、長年のシングルマザーとしての経験や、人をエンパワーするという支援のあり方・手法を生かして、今がんばっているシングルマザーのために、そして多様な生き方が尊重される社会のために、貢献できたらと思っています。

その思いは設立趣意書にしたためました。

新団体設立のお祝いのご寄付受け付けています。

一番最初に寄付をしてくれたのは、なんとリクくん、22歳の息子でした。今はもう一緒に暮らしていないのでたまにLINEする程度なのですが「誕生日何がいい?」と数日前に訊いてきてくれたので「プレゼントはいらないから、新団体に寄付してほしい」とお願いしたら、「それは是非させてください」と一番乗りで寄付をしてくれました。感動(T . T) あの赤ちゃんだったリクくんがね。

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継続支援も歓迎です

そして、シングルマザーズシスターフッドの活動を、近くでウォッチしていきたい、見守っていきたい、仲間になりたい、と思ってくださる方は、継続的なご支援も歓迎いたします。シングルマザーの支援は、当事者だけでなく、その元で育つ子どもたちの育ちにも直結するもので、今の日本社会に本当に必要なものだと思っています。お仲間になっていただけたら嬉しいです。現場の最新情報を共有させていただきます。

マンスリーサポーターの募集はこちら 
https://congrant.com/project/sisterhood/2473
賛助会員の募集はこちら
https://congrant.com/project/sisterhood/2471

完璧ではない私たち

人は完璧ではなく、失敗をしながら、そこから学んで成長していく存在。その認識を自分に対しても、他者に対しても、持っておくことの大切さをつくづく学んだ一年でした。未熟だからこそ、成長する余地があり、そのプロセスこそが尊いのだと思います。

みなさま良いお年をお迎えください。

吉岡マコ

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