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マドレボニータ理事長退任のお知らせ

11/20の総会で、理事の交代が承認され、私は12月16日をもって、マドレボニータの理事長を退任しました。

とても驚かれますが、マドレボニータの前身となる教室の立ち上げから22年、十分な年月だと私は思っています。

サクセッションについてはずいぶん前から考えていました。2018年にボストンに1か月滞在したときも会う人会う人にsuccession planningについて質問しました。2019年にまる一年かけてティール組織の読書会をしたのもその一環です。もっと穏やかに計画的に出来たら良かったのですが、このパンデミックが、有無を言わさずその流れを後押ししました。

この大きな変化の中でも、若手のみなさんが真摯にその変化に向き合い、満身創痍ながらも誠実にリーダーシップを発揮している様子を見て、サクセッションするなら今だと判断しました。

新しい理事にはインストラクターが6人就任し、現場を担う人たちが意思決定していく新しい体制になり、インストラクターたちの魅力がより発揮され、会員さんたちの力がよりよく発揮されるプラットフォームになれると思っています。

事務局長は長年の経験を積まれているアメリカ在住の北澤ちさとさんが続投してくださるのも大きな希望です。

新しいマドレのサクセッションを祝福していただければ幸いです。
https://www.madrebonita.com/donation-offers

私自身の今後としては、マドレボニータのファウンダー、設立者という肩書きは残りますが、運営からは完全に退きます。

今年の春、息子が社会人になり、子育ての現場からは離れてしまったので、今回のことで、子育て現役の次の世代の皆さんにバトンを渡す良い機会になりました。

そして、新たに、シングルマザーのセルフケアを支援する小さなNPOを立ち上げることにしました。

今年の春から、マドレボニータでシングルマザーに特化した支援を始めました。この9か月で167回のレッスンを行い、参加者数はのべ1184人となり、やればやるほど、その専門性の奥深さを実感しています。

そのプログラムはマドレボニータとしては12月で終了しますが、各方面からの強いニーズを受け、なんとか続ける方法はないかと考えました。

いろいろ考えたのですが、新団体を設立しそのプログラムを続けることにしました。マドレボニータを始めた時と同じように、現場で出会うシングルマザーたちに学びながら、さらなる支援の手法やその知見を蓄積して行けたらと思ってます。

どんな人でもパートナーを失う可能性はあり、シングルマザーの講座の参加者にも、死別、非婚、離婚のシングルマザー、お子さんを施設に預けているシングルマザー、離婚に向けて頑張っているプレシングルマザーなどなどバックグラウンドは様々です。そうした境遇を引き受けてサバイブしている人たちの尊さに触れる毎日です。

とある方からは、こんな時だからこそ、ひとり親支援がマドレボニータの事業の重要な柱になり得たのではないか?というご意見も頂きましたが、ひとり親支援は、妊産婦支援のサブカテゴリーというよりは、メインとして扱われるべき領域で、受益者の属性に沿った支援の専門性を極め、その活動に深みと広がりを持たせようとするならば、別団体で実施していく方が良いというのが私の実感なのです。

またイチからのスタートですが、これからますます増えるひとり親世帯、不利な立場に陥りやすいシングルマザーをエンパワーできるよう頑張ります。

来週は私の誕生日があり、また一つ歳を重ねます。その時に、新団体のことを発表させていただこうと思います。引き続きどうぞよろしくお願い致します。

吉岡マコ

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