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とんぼ#2 「オーイ!とんぼ」と「鬼滅の刃」漫画の構成について考える。の巻

大井とんぼは、竈門炭治郎


皆さん、鬼滅の刃は知っていますか?
オーイ!とんぼを読んでいると、ライバルたちの背景にあるゴルフに向ける情熱とか、背負っているモノ。

鬼滅の刃に登場する鬼殺隊の隊員や、鬼の背景、戦う理由、苦しみ、そして朽る姿に涙が止まりません。

主人公である大井とんぼ、竈門炭治郎との相関関係やキャラクターが持つ特性も見ていると、「ああーこのキャラクターは誰っぽいな。」なんて考えが浮かんできました。

もしかしたら鬼滅の刃現象のような、ヒット作に含まれる要素が「オーイ!とんぼ」にもふんだんに含まれている!!?。

4月にアニメ化も控えているので、そういった背景の描写も楽しみに、見ていきたいと思います。

主人公:大井とんぼ

それぞれが抱える背景。結構過酷な人生送ってます><

  • 「とんぼ」と対になるのは、もちろん「炭治郎」ですよね。

    • とんぼは交通事故で両親を亡くし、南海の孤島の祖父の元で生活をしている少女です。

    • 炭治郎は13歳で家族を親に虐殺され、また、鬼化してしまった妹の竈門禰豆子を人間に戻すために、鬼殺隊に入りました。

  • どちらも苦しい境遇の中、明るい性格、ものおおじしない性格に対し、私たちはいつも応援したくなる気持ちでいっぱいになります。

技!

  • とんぼ
    何と言ってもとんぼは何が飛び出すかわからない、びっくり箱!。ゴルフも右に左に曲げ倒します。そして、なにより技の名前?「つばめ旋回」とか、「ミサゴボール」、「ゴンジーの船打法」なんてもの飛び出す。
    読んでて楽しいです。
    そして、自分もゴルフの勉強になるし、試したくなります(コースで試すのは勇気がいる ( ´艸`))。

  • 炭治郎
    水の呼吸、ヒノカミ神楽 二つの呼吸を使うことから、ほかの鬼殺隊よりたくさんの呼吸を使うことができます。また、その応用の仕方も独特で、矢印を扱う鬼との戦いでは、その技を使って相手の技を相殺。
    常に危機のどん底を独創的な技で切り抜けてきました。

ライバル:円(つぶら)

ウルトラワンパターン

いわずと知れたライバル安谷屋円。
彼女は沖縄育ちで父親の貧乏暮らしを脱するためにプロを目指すまさに欲で動いている。
しかし、彼女の武器。それは、(イガイガ曰く、)「ウルトラワンパターン」それこそが彼女の強み。すべてのスイングをスリークウォーター(3/4)で振り抜く。
その鋭いクラブさばきにワールドカップ編でもライバルから「カミソリかよ。」といわれるほど。
まさに霹靂一閃!!

と、いうことで、鬼滅の刃では善逸(ぜんいつ)。
雷の呼吸 壱の型「霹靂一閃」 彼こそ「ウルトラワンパターン」と、言わざるを得ません。

さて、イガイガ(=五十嵐)は?

師匠であり、彼女のそばに、イガイガ。

イガイガの役回りとしては、前半後半でも終始登場し、色々な役回りを演じてくれます。

彼は我々読者であります。いつも、とんぼに、驚かされて、怖い顔になります。
彼は我々の良き解説者にもなります。普通にゴルフの教科書を見ているよう。その辺の雑誌やYoutubeより、クラブと球、スイングなど論理的です。

引退したプロゴルファー

引退した身でありながら、新しい芽に命を吹き込む「トカラ編」では、彼は元水柱・鱗滝左近次(鬼滅の刃)のよう。
とんぼの才能を見込んで、世に出したいと思うこと。晴れやかな空にかかる虹を見ながら、島を出てみないか?と聞くあたりがゾクゾクしますよね。
読者もとんぼが、島を出てどんな活躍するのか楽しみで仕方無かったと思います。

イガイガ=竈門禰豆子?

イガイガはとんぼのそばにいます。とんぼもイガイガが居ないとダメなんです。きっと父親のような存在にも感じているんだと思うんだよね。

イガイガはゴルフ界からは追放された身。禰豆子 もすでに人間ではない(鬼殺隊の抹殺対象)。でもそれぞれの主人公にとっては家族(と同等)であり、自分が強く有れるために必要な存在なんだと思う。

イガイガの過去が暴かれるシーンがあるのですが、翌日とんぼと一緒に戦うシーンは胸が熱くなります。泣けましたよ、先生。

まだまだ語り足りないことは多すぎます。彼女らは誰だと思います?
ひのき:父親の期待・呪縛・・・そこから解き放たれる才能
エマ:天才。  絶望から努力で立ち上がる。それこそ天才。
二子女ちゃん:私一押しのプロゴルファー。後半の活躍が楽しすぎる。
小鴨:小さいからだでもガンバル。
嬉々:ラスボス感が半端なかった。

ある程度両方を知っている人しか共感できる部分はないかもしれないのですが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

「オーイ!とんぼ」私たち疲れた現代人の心の持ちようを教えてくれます。
ただのゴルフ漫画ではなく、そのストーリーや登場人物への共感。そういうものから前向きな思考になる手助けをしてくれると思います。
ありがとう。


私見をふんだんに含んだ記事でしたが、漫画の構成から見ていくと、なんだかワクワクが止まりません。
きっと脳内図書館で次ああ来るだろうな。っていう思いはこういった過去読んだ漫画と今読んでいるマンガを無意識に繋げて考えているのかもしれません。

良い意味で裏切ってくれる漫画と出会うと、脳汁がドバドバ止まりませんね。

ビバ!


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