渡航１日目の思い出

渡航1日目の思い出。
朝9時には仙台を出発。
部屋は汚い。親とはさらっとの別れである。さらっとっていうか「まじで飛行機の時間あるから！じゃ！着いたら連絡するから！！！！！！」みたいなノリ。全然準備が足りなかったもんでね。ちょっと長めの出張と思えば良いのである。本心はそう思ってない。なんとしてもまずもってアメリカで生き延びるのだ。
ていうか部屋が汚すぎて「こいつすぐ帰ってくる気では」と思われる可能性すら大きいほどの散らかりよう。ごめんまた送ってもらいますね。
とりあえず保存効くしと思って持っていこうと取っといたドライフルーツ部屋に忘れたから毎朝のヨーグルトにでも入れて食べてね。
きっと食べないで捨てるんだろうな。知ってる。

新幹線乗って即爆睡だよもう眠いよ。
上野で乗り換え。完全にお登りさんなので周りからの視線が痛い。降りて、不忍口から出る？ビックカメラ側から京成入れないの入れるのどうなの。とかやっているうちに10分くらいロス。この田舎者が。
とりあえず券売機で第一ターミナルまで買って降りるも、えっ指定席券いるの？うーんわかんないな聞こう。
なんと、改札まで戻れとのこと。うそやん。
テクテク。。。
「今日の飛行機ですか！？」「ええそうです！」「では特別料金500円です！」「わーい！」「後2分です！」「では次の電車で！」「４０ぷんごです！」「あかーーーーん！！！！」
めっちゃ走った、乗れた、、、よかた、、、

成田空港に到着
異様。人がいない。そして色々閉まっている。 出発便はキャンセルばかりで真っ赤だ。よくゾンビ映画で主人公が誰もいない荒廃した街中を歩いているシーンがあるけど荒廃していないだけで無人の空港を歩いていると主人公の気分だった。気持ち悪い。写真撮っても人が写らないってことが成田空港で起こるとは思わなかった。
ヤマトで荷物を受け取る。カート初めて使ったよ。動物棟で台車使い慣れていたのが良かった。人間どこでなんのスキルが問われるかわかんないからなんでもやっておきましょうね。でも若いからって苦労は買ってまでするものではないと思うよ。

オンラインチェックイーン！と言いたいところだけどそうもいかない。なぜなら登録しなければならない情報が多すぎるから。ビザ管理番号て何それ。何、それ。国内線とは訳が違う。わからん。わからんのだ。荷物を預ける。うんとこどっこいしょ。重いけど重量制限的にはいけた、なんと言っても国際郵便の受け入れがないんだから。全部持っていくしかないんだ。冬服も少し入っている。最悪これらの服だけで私は生き延びなければ。。。
追加の預け荷物が１個ついてしまった。お客さんいなくてガラガラだけどそこはきっちり取るんですね２万円！税込２万円！はいはい払いますよもちろん。。。
フードコートもかなり閉まっている。海外での困難生活に、勝つぞ！と意気込んで食べたかったカツ屋さんもやっていなかったので、フラフラしていたら五右衛門（スパゲティーを箸で食べるお店）を発見。ここで良いやんけ。たらこスパゲティーは美味しかった。満腹満腹！！しかし離陸から１時間後くらいに機内食が出てきて満腹で食べられなかったのほんと馬鹿では？

出国審査も無事に終了。
搭乗ターミナルまできたところで、トイレに行って服を着替える。
具体的には、ズボンをジーパンから動きやすいリラコに変えて、着圧ソックスに変える。13時間のフライトはいかに楽に過ごすかが重要ポイント。気合を入れて購入したトラベル枕とアイマスクも小さく畳んだものを詰め込んでおいた。しかし私は手持ちのリュックにHDD、Mac Book Pro、スキャナー、マウスなどなどを仕込んでいるため、リュックには入らない。結局「荷物空港で受け取った時に腕の本数が足りなくて死ぬ」ことが想定されたままで乗り込んだのであった。。。飛行機降りたら阿修羅に体が変態しててくれないかな。くれなかったね。

機内は驚きのガラガラ。横並びの４つの席を全て私が占有するという事態に。肘掛を立てて、ゴロリと横になる。後ろの姉妹が超元気。ドコドコ蹴られる。ドンドコドンドコドコドコドコドコフルコンボだドン！！！！！！！！！！！！寝られねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

飛行機での最大の楽しみは、ずばり映画三昧である。
２分の１の魔法を観た。青い鳥、スプラッシュマウンテン的な脚本。
嫌いじゃない。でも兄弟がいないから、こういう映画はなんだかひどく寂しくなる。アナ雪も「一人っ子はこの感動できないもどかしさをどこに持って行ったらっ。。。」と場内の感動の渦に乗れなすぎてうんざりしていた。
私が好きなのはインサイドヘッド。
引っ越した直後の一人っ子の気持ちがすごく丁寧に描かれている。
興行収入的には振るわなかったのかもしれないけど。すごく好き。
家出未遂も経験済みだからわかるなあこの気持ち。
千と千尋もそんな現実での描写。
ジブリを渡航前に映画館で観たかった。後悔してるけれど、感染防止を優先した。当然かもしれないけど、相当の決断だった。
今も映画館にすごく行きたい。もっと慣れてからだけど。
TENET観たいんだよね。

ウッソSW夜明けあるじゃん見るじゃんしかもANAだから日本語もあるじゃん神じゃんアダムド見るじゃん超見るじゃん。

序盤のカーチェイス（スペースシップチェイス？）に出てくるおっきいなめくじみたいなエンジニア超可愛い
シスの礼拝シーンがいーやーさっさARIRAに聞こえちゃうのどうしよう
俺とおんなじだ、のカイロの表情可愛すぎる金メダル
パスファインダーあげないもん！の時の顔可愛すぎて優勝。
デデドドン！ティンパニ最高
カイロ騎士団もっと出してあげて。ブーツで床汚すところのフォーカスはいいからさぁ！！！
カイロレンなんでああいう結末にしたん？どして？

結局ほぼ寝られず頭ギンギンで着いた。夜明け観すぎて脳内津田健ボイス。
入国はすんなりであった。荷物を受け取る。多すぎる。
夜逃げなのかな。夜逃げのようだな。腕が足りない。助けを呼べない。英語が聞き取れない。つら。つらっ。

えっ面接の時にボスボスベーグル買った売店やってないんだが？まじどない？全部閉まっている。店、ゼロ。自販機すら暗い。
とりあえずビビってるよもうどないすんねん。
後、SIMカードね。SIMカード。ちきり過ぎて２ヶ月分の100ドル分買った。オチから言うと要らなかった。いらなかったよーーーー！！！！！！
この番号でスマホは使えないから、日本にいるうちにSIMロック解除しておいて本当によかったよね。

タクシー乗った。マンハッタンまで66ドルなり。つまり12％と計算して、72ドル払えば良いのかな。
摩天楼だらけの街並み。本当にNYマンハッタンにいるのだな、訳わからん。
ホテル快適だなぁー食べ物がないので近所の薬局に行った。CVS。よくわかんないのでサンドイッチとリンゴとヨーグルトとトロピカーナ買った。１８ドル。高杉晋作。

明日からは床か。。。というつらみざわな気持ちになりながら暖かく就寝した。
枕は合わなかった。頬が両側から押されてｱｯﾁｮﾝﾌﾟﾘｹっぽくなる。途中３回くらい起きた。