オモチャから学ぶメカ設計【回転】
この記事は、機械設計の第一歩として“メカ工作”を始めてみたい人の「超入門メカ設計講座」です。とにかく易しく書いていきますのでよろしくお願いいたします。
では、早速ですが、このオモチャを知ってますか?
100円ショップで売っているシャボン玉のオモチャです。ハンドルを指でつまんで回しすと前方のプロペラが高速回転します。
一体どういう構造でしょうか?
ハンドルを回すとウィ〜〜ンと音がするので、ギアを使っていて。
ハンドルの回転速度よりもプロペラの回転速度の方が数段早いので、大きいギアから小さいギアに伝達するギアボックスが入って。
なおかつ、ハンドルとプレペラの回転軸の向きが90°変わっていますので、断面が45°に削られた直交ギアが入っていて。
いやっ!軸の向きを変えるなら、クラウンギアなんかもいいですね。くわえて大きいクラウンギアからピニオンギアに伝達すれば、回転速度も上がります!部品点数も少なく、構造が単純になります!ボディの大きな円形は、大きめのクラウンギアを入れるためなんですよ!きっとこれです!
さて、正解はどうでしょうか?
実際に分解した写真です。
あれ?本体に比べて小さめなギアボックスが一つだけ。
ギアボックスも開けてみます。
ギアが4つ。小さいギアで回転速度を上げてました。最後はクラウンギアとピニオンギアでした。正直、大きいクラウンギア1枚の方が組み立ては楽だし、ギアボックスのケースも削除出来ると思うのですが。
何か理由があるんですかね?
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