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Phone call - Job hunting in South Africa

キャリアコーチの無料相談で得たアドバイス通りに、LinkedInから応募を繰り返すこと数か月、某NGOの人事担当者から電話が来た。いまだに英語で電話で話すことは得意ではない。固有名詞を英語で聞き取れないので、まず誰がかけてきているのかわからない、誰がかけてきているのかわからないため何の要件なのか文脈がつかめない、結局何がなんだかわからないので、コミュニケーションとして成り立つはずもない。

その日も渋々電話に出て、相手の名前は聞き逃したものの、組織名から、私が応募した組織の人事担当者らしいと見当がついた。

「応募用紙を見たんだけど、何のビザを持っているのかしら?」

問い合わせは大変シンプルで、「学生ビザで南アフリカに滞在しておりまして、最大週20時間の勤務が可能です」と回答したら、そうですか、という感じで会話は終了した。

思えば、このビザの制約をどうクリアするのかが、南アフリカで仕事を探す外国人にとって非常に重要な関門なのだということにこのときまだ気づいていない。週40時間働ける人を探しているのに、週20時間しか勤務できない私はそもそも必要最低条件を満たしていない。

電話を切った後、「週20時間の勤務に加えて、週20時間はボランティアとして働きますので、合計すると週40時間の勤務が可能です」と人事部宛にメールしてみたが、その後なんの音沙汰もなかった。南アフリカでは、基本的に次のプロセスに進んだ人にしか連絡がこない。落ちても連絡がくる日本の組織の丁寧な対応には本当に頭が下がる。

南アフリカで私の転職活動は続く。


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