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Difference between people who passed or failed

3月上旬のグループ研究の発表会を以って、コース前半のカリキュラムを終了し、短い休みを挟んで、いよいよ3月23日からコース後半のカリキュラムがスタート。

前半戦を終了してみると、とにかく早朝に起きて夜まで机に向かって授業も毎日ついていくのがやっとで、研究発表会のために連日会議をして資料を作って直前までリハーサルをして、本来はもう少し講義の内容やアサインメントによってどれだけ学びを深めたかを問いたいところではあるものの、「なんとか辿り着いた」という表現がぴったりくるような、そんな数か月間だった。

16名でスタートしたクラスメートは、コース前半を終了したところで4名がドロップアウトし、コース後半は12名でスタートすることに。ドロップアウトの理由はさまざまで、本人が語るわけではないので真意のほどは定かではないものの、体調不良だったり、経済的な問題で学費が続かない、仕事や家庭との両立が困難、あとは不合格となった科目があり再度チャレンジする等。

この25%という数字を見たときに、MBAってやっぱり頑張らないと取らせてくれないのだなとしみじみ思うのと同時に、大学院の評価システムも意外とよくできてるのだなと思った。

自慢にもならないが、私も「なんとか辿り着いた」レベルのため、試験をパスできず単位が揃わないのではないかと心底心配した。住み慣れた日本ではなく南アの企業について記されたケーススタディに出てくる事例の背景や固有名詞が全くわからない、なかなか気軽に相談できる友人もいない、そもそも毎日の生活や食事も手探りの状況等、言い訳を挙げればきりがない。

ただ、ひとつ思うのは、このドロップするかしないかの境界線は、とにかく危機感をもって頑張るか、頑張らないか、その違いな気がする。限られた時間でできることは全部する、途中で諦めない、わからないながらもわかった知識をつなぎあわせてよく考える、臆せず質問する等、学問的な学びというより何かに直面したときの基本姿勢の訓練に近い。記憶したことはいずれ薄れるときがくるとして、この基本姿勢が経験できたことがまずは大きな収穫だと思う。同時に、トップレベルで優秀だったクラスメイトが体調不良を理由にドロップアウトする等、頑張ったところでどうにもならないこともある、ということも大切な学びとなった。

つまり、頑張ったところでどうにもならないこともあると理解しながら、それでもやれるところまでやる、と、そんな感じに集約される。とにかくコース前半が無事に終了できてよかった。

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