見出し画像

Diversified views in the social business field

Social business in the developed worlds

ソーシャルビジネスという言葉をかなりの頻度で目にするようになった日本で、社会貢献のために何かしたいと考える人を多く見かけるようになった。私もソーシャルビジネスに興味があって、国際保健分野で何か役に立てることはないかと思って、まずは現場を見に行こうと南アフリカに降り立って、ビジネススクールでアフリカのビジネスについて学ぶ機会を得たところだが、どうも実際に授業を受けてたりクラスメートを話してみると、社会貢献や格差是正は少なくとも私の通っているビジネススクールではあまりフォーカスされていないような雰囲気を感じる。

Middle/high class is growing 

南アフリカは、経済発展により、いよいよ中所得者層が増えていて、白人と黒人というより、貧困層と富裕層という新たな境界線が目立ち始めている。その社会構造の中でも、高い授業料を払ってビジネススクールにくる私のクラスメートは、例外なく全員が中/高所得者層で、MBAを取得してワンランク上の仕事に就いて、あるいは自分のビジネスを拡大して、更にお金持ちになるのだ、というモチベーションで日々の過酷なカリキュラムと黙々と向き合っている。

つまり、サラリーは高くないかもしれないけど(そもそもソーシャルビジネスのサラリーは高くないかも・・・という前提がよいのかどうかは別として)社会貢献のために働きたいのだというモチベーションはそもそも先進国の論理なのか、何言ってるの、お金が大事だよね、額面を気にしないのは本当は働く気がないからなのでは?という質問をしばしば受ける。なるほど、その視点は私には新たな発見だった。

Options to learn about social business

で、いまのところの結論として、国際保健分野でソーシャルビジネスを学ぶのであれば、現場に近いという理由で途上国のビジネススクールを選択するのもひとつであり、あるいは、社会貢献に関心の高い先進国で学ぶという選択肢もあったのかも、と気づいた。課題の理解を深める、同じ興味関心を持つメンバーと議論する、ソーシャルビジネスの実際の事例から学ぶ等、ひとつのテーマを分解したとき、どの小項目に興味があるのかによっていろいろな選択肢がありそうです、というご参考までに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?