見出し画像

Online class in South Africa under the Covid-19

Class structure

10月末からビジネススクールがスタートして、まずは3日間のオリエンテーションに参加。私のクラスは合計16名と少人数で、インターナショナルと言われる南ア以外からの生徒は、唯一のアジア人である私とジンバブエ人の女の子の2名で、その他14名は全て南アフリカ国籍か市民権を所有するメンバー。黒人8割、白人2割といった構成。

同じ大学院でもコースによってクラスの人数は異なり、2月開始のパートタイムMBAのコースは約80名と規模が大きく、私の場合は、事務方と相談して、小規模のクラスの方が無理をしてでも発言の機会や教授とのインタラクションが多く学びが多いのではと想定して、敢えて小さなクラスを選択している。

Lectures via Zoom

ビジネススクールの授業は、コロナパンデミックの影響から、キャンパスでもZoomでも参加可能なハイブリッド形式でスタート。つまり日本からも参加可能。

全ての授業にセッションプロデューサーと呼ばれるIT担当の方が同席していて、教授の講義スライドを画面シェアしつつ、黒板前と教授を中心にクラスルーム全体を映すカメラ(合計2台)の映像もZoomでシェアされるので、オンラインでもかなりクリアに臨場感のある授業を受けることができる。音声がよく聞こえるようにマイクの音量を調節したり、教授がZoon上の挙手を見落としたら教授に声掛けしたり、セッションプロデューサーの役割は非常に大きい。

Challlenges of online lectures

残念なことがいくつかあり、ひとつはキャンパスにいるクラスメートの発言がときどき聞き取れないこと。講義中の生徒の発言は全て”Contribution”と呼ばれて、講義を理解するのに非常に重要な役割を占める。キャンパスにいるクラスメート全員がマイクを通して発言していないため(数本しかないハンドマイクを回して発言するのが手間だったり、クラスルームによって生徒の席にマイクが備えつけてあったりなかったり)、残念なことに、重要な発言を聞き逃すことも。発言の内容は、教授の質問に答えていたり、クラスメートがこれまでのビジネス経験に基づいて自らの考えをシェアしていたりさまざまで、発言を通じてクラスメートのこれまでのキャリアや考え方を垣間見ることができるので、そういう意味でもマイクで全ての音声が拾えないのはとても残念な感じがする。

加えて、かの有名なロードシェディング(loadshedding)。日本にいるときは全く聞きなじみもないし、使う機会もない単語だったが、要するに停電。Zoomで日本から参加する私にとって南ア現地の電力は生命線であるにもかかわらず、授業の途中で電力供給が中断して、画面が真っ暗になることがたびたび生じる。大学院が独自にジェネレータを所有しているらしく、数分すれば復旧するのだが、だったら電力が落ちる直前にジェネレータが作動すればいいのでは・・・と素人なりに思うものの、そういうわけでもないらしく、容赦なく授業の途中で停電してしまう。アフリカ最大の経済大国といわれる南アフリカヨハネスブルグでたびたび停電が起こる現実に「アフリカの発展の道のりの険しさ」みたいなものを垣間見る。

最後に、ティータイムとランチタイム。キャンパスから授業に参加していると、90分間に1回くらいのペースでティータイムかランチタイムがあり、コーヒーや紅茶などの飲み物と果物やスナック(ランチタイムはランチブッフェ)が提供されて、それらが全て授業料に含まれている。オンラインで授業に参加すると折角のティータイムやランチタイムを同級生と楽しむことができないのはとても残念だった。

ちなみに教科書も全て授業料に含まれていて、「授業料の奨学金が取れても、食べ物や教科書が買えずビジネススクールに通えない」ということが極力ないような仕組みになっているのはすばらしいと思う(他のビジネススクールに通ったことがないため、海外のMBAで一般的なことなのかどうかはわからないけど)。

いよいよ南アに渡航してキャンパスから授業に参加する生活については、また別の機会に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?