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Lessons learned - Job hunting in South Africa

南アフリカで転職活動を開始して1年、MBAでの学びとはまた違った角度で、この活動から得るものが多かった。

  1. 南アフリカを知る - ポジションに応募をするたびに、企業情報だけでなく何かしら周辺情報をインターネットで調べたり、詳しい方を探して教えていただいたり、とにかく新たな発見と考察を繰り返す。日本との違いを自分なりに解釈して、どうしたらそこに自分がフィットして付加価値を提供することができるかを真剣に悩み、99%は妄想で終わったのだけど、結果として南アフリカについて少し詳しくなったと思う。

  2. 自分のキャリアを知る - 日本語のようになんとなくいい感じにペラペラと
    説明できない環境下のため、ポジションに応募するたびに、自分のキャリアにおいてこのポジションがどういう位置づけで、何を目指すのか書いては消し書いては消し、自分のキャリアを考えるよい時間になったと思う。とはいえ、応募したポジションのうち、どのポジションが決まっていたかによってキャリアは全然異なる。キャリアはそのくらい柔軟でもよいものと捉えて、途中何度か要件と自分のスキルがマッチしていないポジションにも図々しく応募を出した。一方でこれだけはぜひ優先したいというコアな条件が結果的に絞り込まれるのもよかった。

  3. 助け合いを知る - 宝くじは買わないと当たらないのと同様、応募しないと受からないため、とにかく応募できるポジションにひたすら応募したのだが、ポジションのひとつひとつに、自分を助けようとアドバイスをくれた方、ポジションを紹介してくれた方、知り合いの方を紹介してくれた方等、数えきれないほどの多くの方々のサポートがある。これが全て、身寄りもなくいきなり遠方よりはるばる訪ねてきた日本人に、惜しみなく手を貸して下さった方々だということが、いま思い出しても泣きそうになる。恩返しができるように頑張る。

  4. コミュニケーションを知る - 電話がきても自分が話している相手の名前が聞き取れない。その英語力で、南アフリカで仕事を探すというのも無謀にもほどがある。電話で自分が説明しきれなかったときには追ってメールを出す、想定外の質問がきても黙らずなんとか回答(というか発声)だけはする等、上品そうに日本語を流暢に話していたときとは、異なるコミュニケーションの神経が発達したと思う。 

一方、改善点もある。

  1. 切り替える力を知る - 膨大な時間をかけて転職活動を行い、それはもう何度もやめようと思ったが、かけた労力を思うと勿体無いような気持になってしまい、結果的に期日を明確にしてどこかのタイミングでうまく戦略を切り替えられなかったことがどうもひっかかる。 レジリエンスというと聞こえはいいが、しつこすぎるのも善し悪しがあるはず。やり切ったと思うタイミング、気持ちを切り替えるタイミング等、もう少しクリアに見極められるようになりたい。

  2. 思い込みを知る - 思い込みが激しいとはなんとなく気づいてはいたものの、振り返ってみて改めてだいぶ思い込みが激しいとわかる。先入観に引きずられて対応が遅れる、意外なところに盲点がある等、自分の殻に閉じこもりがちなために何度となく経験するので、行き詰ったらなるべくオープンに外側に視野を広げることを意識する。

南アフリカで、私のチャレンジはまだまだ続く。

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