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Life is full of loneliness

冗談ぬきで、夢にまで見たアフリカ生活が実現して4か月が過ぎて、日々孤独との闘いに明け暮れている。

会社も辞めてきたから上司もいないし、何の責任も負っていないし、学生として好きなことだけして、しかも長年の念願であった海外での生活で、それはそれはバラ色の毎日だけをを想定していた。

ふたを開けてみたら、来る日も来る日もアパートの窓から変わらない景色を眺めながら、パソコンに向かって宿題をやるだけの毎日。親しい友達もいないし、家族もいない。特に用事もなく行くところもないし、学生なのでお金も持っていない。話す相手もいないので、ときどき日本の家族にスカイプで電話をするものの、これがまた一層帰京の念を増してしまう。大学に行ってたくさんお友達を作ろう!とつい渡航するまでは意気込んでいたような記憶もあるが、ビジネススクールは基本的に宿題と授業で忙しく、その中でも最も短期間で卒業可能なカリキュラムを選んだため、安易にクラスメートに「遊びに行こう」と声を掛けるのも憚られる。

カリキュラムが無事終了して卒業するまでにまだ12か月もあって、それまでは貴重な時間を精一杯楽しまなくてはと頭ではわかっているのに、精神的にはどんどん落ち込んで、このままここにいたら精神的に先に参ってしまうかもと自分で自分が心配になる。しかも、卒業後にはなんとしても南アで就職先を探そうと、こちらもかなり意気込んでいたのに、12か月より先の未来もまだここに住まうのかと思うと、なんだかやっていかれる自信が全然ない。

幸せはいつも自分の心の持ちようだと、誰かがとてもいいことを言っていたのが思い出される。ひとりぼっちな時間も、考えようによっては誰にもじゃまされることなく贅沢なひとときと言えなくもない。そもそも、人生の基本設計は孤独にできていて、オプションでよい人間関係に恵まれればそれはラッキーなことなのかもしれないし、寂しくても心を整えて、ぶれずに目の前のことに集中する精神力をいまこつこつと鍛えている。

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