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Internship #2 - Job hunting in South Africa

転職活動を開始して9ヵ月、もうひとつ、米国ベースのNGOのインターンシップのポジションをご紹介をいただいたことがあった。

インターンシップのポジションのチームリードの方と、オンライン会議にてポジションについてお話しを伺うことができた。ちなみに南アフリカの英語は米国の英語とはまた少し雰囲気が異なり、米国在住の方の英語を理解するのはこれはまたこれでだいぶハードルが高い。私の理解の限りでいうと、その米国ベースのNGOで、アフリカで製造される医薬品とその粗悪品について情報をまとめたデータベースを構築したが、現在このデータベースは有効に活用されているとは言い難く、どのようにこのデータベースを活用するかプロジェクトにおいて検討するというものだった。

オンライン会議中に見せていただいたデータベースは、なにやらすごそうなものだったし、開発支援を目的として、誰かが相当なお金を掛けてどこかからデータを集積し、データベースとして積み上げたに違いない。

この件に関わらず、「国際協力の光と影」と私が勝手に命名する類似の現象は南アフリカに滞在してみてときどき経験することがある。つまり、膨大な予算はついたが実際に使い切れていない、立派なものはできあがったが使い道がない等、国際協力の難しさや矛盾は底が深い。

たまたまエントリーの時期が他の応募の選考結果を待っている時期と重なっていて、このインターンシップについては結果的にご縁がなかった。私のケースでは、インターンシップのポジションを選択する難しさは、キャリア全体を俯瞰的に見たときに、このインターンシップがどういう付加価値を自分のキャリアにアドオンしたのかの説明がクリアにできないところだと思う。現場で経験を積みましたということはできるが、責任範囲が広がるわけでもなく、何か非常に専門的なタスクを任されるでもなく、かといってファイナンシャルに魅力的なわけでもない。私は仕事が見つからずアプローチを広げた結果、インターンシップのポジションについても検討したが、基本的には、インターンシップは新卒採用と大学の間に位置するものという認識でよい気がする。

南アフリカで私の転職活動は続く。


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