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丁寧な暮らしに関する一考察。

ここ10年ぐらいかなぁ?
やたらと耳にするようになった言葉がある。
わたしとは対極過ぎて何回聞いても、ちょっとくすぐったくて、その言葉の後には(笑)とつけちゃいたくなるような。

何だと思う?

…いや、合コンとかじゃないんだから勿体ぶらないで早く言いなよね。
それよりも何よりも、そもそもこんなことを合コンで話すような女は嫌だよね。
分かります、分かります。
だからモテなかったんだよぅ。(震え声)

はよ言えってね。

それは
「丁寧な暮らし」
でございます。

フォッ、フォー!
言ってやったぜ、言ってやったぜ!!

どこで誰が言い出した言葉なのかは存じあげませんが、ちょっとなんていうか、憧れみたいなのもあるような気がするけど、なんかモヤッともする複雑なもの。
それすなわち、丁寧な暮らし。

そもそもなんなんだよ?って思うので、一緒に調べてみよう!

読んだ?読んだ?

①土鍋でご飯を炊く
②香りグッズを試してみる
③アンダーウェアにこだわってみる
④おやつを手作りしてみる
⑤花を飾る習慣を
⑥ティータイムをつくる
⑦環境負荷を考えてみる

ホントかよ?って感じしない?

もっとなんかこう、違うのよ。
わたしのイメージする丁寧な暮らしニストは、年中季節に応じた手仕事やってるとかさ、年中行事に熱いとか、リンネルを毎号欠かさず読んでる(偏見!)とかさ、天然素材の服しか着ないとかさ、森ガールとかさ、カゴ編んでますとかさ、そういう感じじゃないの?って思うわけよ。

さっき引用したやつだと…
①土鍋でご飯を炊く→ 土鍋じゃないけど我が家は鍋でご飯を炊いている。
②香りグッズを試してみる→ アロマは割と使っている。
③アンダーウェアにこだわってみる→ 若い頃から基本上下セットのやつ。
④おやつを手作りしてみる→ 好きなものはたくさん食べたいから作ることもある。
⑤花を飾る習慣を→ ここかた以降割と続いている。
⑥ティータイムをつくる→ 仕事の現実逃避。
⑦環境負荷を考えてみる→ 職業柄考えることもある。

なんと!!
わたしが丁寧な暮らしに掠っていることになるのだ!!
嘘に決まっている。

子どももいるし、年中行事ぐらい気にしようかなと思って漫画で得た知識を中途半端に活かしてやった最近の丁寧な暮らし風がこれ。
夏至の日に玄関に紫陽花を吊るすとお金貯まるんだって。

可愛いフリして守銭奴!!

あと最近やった丁寧風はにんじんが安かったのとラジオでやってて美味しそうだったからキャロットケーキ作ったりね。

意外とやってるじゃん、丁寧な暮らし「風」。

秋にはたくさん食べたいから渋皮煮作ったり、夫が好きだから黒豆煮たり。

では、ここでクイズです。
なんでわたしはこんなに丁寧な暮らしとかけ離れてる感じがするんでしょうか。

答え。粗雑だから。

紫陽花3日後。貧相オブイヤー受賞。

なんかもう100歩ぐらい足りないんだろうなという気がする。
この紫陽花ももはやシナシナで捨てて良いもんかどうなのか。
ずいぶんダイエットに成功なさったのね。と言わずにはいられない。

暇になったら出来るようになるかというと、そうでもなさそうだ。
多分わたしはこのツメの甘さを直すことはできない。
やってみなきゃ分からないじゃんとか言う?
いーや、分かる。
なぜならわたしだから。
だいたい自分のことは自分が結構理解してるのだ。

まぁ、ホントにわたしが丁寧な暮らしをしたいなら別だし、本気でやろうと思うんなら死ぬ気でやりなよって感じだけど。
そこまでじゃないんよなぁと思って。

そして今日も枯れた紫陽花は我が家の玄関に吊るされ続けるのだ。

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