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真実と幻想と。 #第4夜

初めましてのみなさまも、おなじみのあなたもこんにちは、MAKIです。

過去のわたしは過去の世界で生きていて、

いまのわたしはいまの世界を生きている。

たらればの話は好まないけれど、パラレルワールドって存在していて、過去のわたしもきっとしあわせに暮らしていますように、そんなことを考えている今日この頃です。


かつて、わたしの世界にたしかに存在していたあのひとも、いまはどこで暮らしているのか、生きてさえいるのかも分からない。

月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり、です。


真実と事実っておなじではなくって、

ほんとうのことは当人にしか分からなくって、

誰かが見た景色は事実にしかなり得ない。


こころとカラダはそれぞれ存在していて、

事実、わたしはあなたと生きる人生を選んだけれど、カラダがもう分かってしまっているのです。

足りない。

足りないのは悦びなのか、ぬくもりなのか。

満たされたとき初めて、こころをあなたに捧げようと思える。

それを愛と呼ぶのは幻想なのでしょうか。



つづく

#全部春のせいだ







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