「やりたい事がない」という人は、知ってて出来る事をやっていないだけ。

最近仕事の相談を聞くことがある。
自分は「何のために仕事をしているのか分からなくて、辞めたくなる」というようなよくある相談。
「じゃあ辞めて、やりたい事でもやれば?」と話すと、
「やりたいことがない」とかなりの人が返答してくる。

やりたい事がないというのはある意味才能でもあると自分は思っている。

だってそうゆう無気力な人間がいるからこそ、会社で働いてくれる社員がいて日本が回っていると思っているからだ。

だが同時にやりたい事がない人間はいないとも思っている。
やりたい事がない人間は、知ってて出来る事をしていないだけなのだ。

例えば、駅のエスカレーターを想像してほしい。
あなたが地下鉄から地上にでるとき、エスカレーターとその隣には必ず階段があるはずだ。
ほとんどの現代人は無意識にエスカレーターに乗る。
それと同時に現代人のほとんどは「最近運動不足」と感じているだろう。

なぜ階段を使って登らないのか?
この光景にすべてが詰め込まれている気がする。

ほとんどの人間は知ってて出来る事をやっていない。

小さいときに親に言われた
「ゲームやりすんなよ」
「夜はちゃんと早く寝ろよ」
「朝は早く起きろよ」
「勉強ちゃんとしろよ」
そんな当たり前にやったほうがいい事を我々はやっていない。

やりたい事は自分たちが知っていて出来る事から見つかる。
自分たちが知らなくて出来ないことからやりたい事は見つかるわけがない。

例えば読書はしたほうがいい。これは全員が知っていてかつ出来ることだ。

まずは知ってて出来る読書から始めてみたとする。
そうすれば読書の中から新しく「知ってる」ことが増えるはずだ、そしてまたその知っていることをやってみる。その繰り返しで自分が本当にやりたいことが見えてくると思う。

何が言いたいかというと現代人はあまりにもバカが多い。
知識を取り入れようとせず、思考停止で今をただ生きている人間ばかりだ。
そんな人間から具体的なやりたい事なんて生まれてくるわけがないのだ。

本当にやりたい事を見つけるには「知ってて、出来る事をやる。」それだけのことなんだと思う。


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