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「加川良の歌」

いや おはずかしい
「教訓1」っていうフォークソングのこと
61年生きてきて
(もうすぐ62年だけど)
知らなかったんですよ

1971年――もう52年も前に世に出た歌
フォークシンガー 加川良(1947~2017)の
反戦歌

お国のために 命を捨てよ
なんて言われた日にゃ

あおくなって しりごみして
にげなさい かくれなさい
って 歌うわけ

この歌50年以上歌われ
聞き継がれてきたはず
なのにネ
わたしの耳には届いていなかった

聞いたことはあったのかもしらんけど
記憶にはなくって
タイトルも 歌い手のことも
加川良の名前くらいは聞いたかな
でも
歌そのものは
しらんかった

テレビ ラジオ 新聞 雑誌
メディア マスメディアに
何十年も触れていて
その世界(音楽・芸能)の末端にもいたのに
わたしは
こんな歌のことも しらんかったって

いや おはずかしい

歌詞をじっくり読み
加川良の歌声に耳を傾けると

こりゃ
ジョン・レノンのイマジン
あれの100倍のインパクトがあるぞ

今の時代 なんでもすぐに調べられ
実はこの歌詞
加川のオリジナルではない と

元の詩は
児童文学者の上野瞭(1928~2002)が書いたんだと
(代表作は「ひげよ、さらば」「砂の上のロビンソン」など)

まあ いいんじゃないの
イマジンだって オノ・ヨーコ原案みたいなもんだよ
その言葉を ジョンが歌にした

上野さんも さほどのこだわりは
なかった(らしい)

そんな裏事情は措いておくけど

お国って――
人によっては

会社であり
学校であり
家庭であり
時に 恋人であり

そんなものどもに

ウチのため
会社のため
ワタシのため
――なんて
言われちゃって
されちゃったりして

人間
やっぱり

つい フラフラと
命を捨てちゃう

あおくなって
しりごみして
にげて
かくれて――

そうしてればいいんだよ

命はひとつってことだもん

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