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■いくつかは「退場する」新聞界

マスコミへの道(32)
新聞、放送、出版…マスコミ志望の方々へ


2週間ほど前にABEMAでやったらしい「マスコミ業界論議」

週刊文春・しんぶん赤旗のスクープ報道を後追いする新聞社、逆転の道は

今まで気づかなかった記事だが、指摘されているのは耳の痛い話。よく分かっていらっしゃる。
一方、きょう20日にはこんな記事も

東スポが社員100人リストラ

30数年この業界にいる。昨年のコロナ爆発の際には、今度こそ本当に新聞はつぶれる、と思ったが、1年たっても意外としぶとい。外食や旅行・観光、交通といった甚大な被害を受けている業界に比べれば、広告費は落ちているとみられる新聞業界なのだが。意外と落ち巾が低い印象。
オリンピックがどうなるか、仮に開催されたとしてその後の世間の状態は不透明というものの、全般にしっかりしているように感じる。
ただ、ABEMAで論じられたように(このヤフートピックスを読んだだけだが)、朝日を筆頭にした新聞の取材力がものすごく劣化している。もう何年も「文春砲」にやられっぱなしなのだ。

大物政治家のクビを取る、芸能人をほぼ廃業に追い込むといった取材・記事内容は本来、新聞は動きにくい面があるのはわかる。

ただ、それ以外で読者を結び、ニーズをとらえた取材を行い、記事化しているのが新聞の姿勢、存在感は変わらない。それでも、紙を含めた新聞から離れて行った「読者」はもう戻らない…。
元々の新聞好きを除けば、ネットに張り付く「ヤフゴミ民」から「マスゴミ」視されても仕方ないのか。

仮に、年内はまだ持ちこたえるとしても、来年以降ガクガクッと消滅する紙媒体が出てくるような気はする。


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