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夏休みの宿題終わってる?

うちにも中学生と小学生の子供が1人ずつおります。夏休みはいろいろと忙しくしていたようですが、そろそろ宿題をやらなくてはいけない時期になりました。皆さんのお家もそうかもしれません。あるいはまだ子供が小さくて宿題がないというおうちもあるでしょうか。8月末そろそろ夏休みも終わりというところですが、進捗状況はかんばしくないようです。ここは親の出番、でしょうか。
自分がこどもの時代はどうだったかというと、薄ーい記憶では「なつやすみのとも」という冊子一つにドリルやら文章題やらが詰まっており、それに加えて、絵日記と確か自由研究しかなかったような気がします。昔の夏休みといえばプール、朝から出掛けて昼。そのあとは友達の家でファミコンして、その辺の広場で野球とかでしたか。まあ、田舎のこどもでしたから、カブトムシなんかも豊富に取れたのでそいつをとりいったかもしれません。しかし、私の習性としては楽観的というかきっちりしたところのないずぼらな方だったため、まったく宿題をやりとげませんでした。初めの数日はやっていても、高校野球に見入って清原〜桑田〜とか言っている間にどこか見失ってしまい、夏休み最後のぎりぎりに見つかるという始末でした。ただ、自由研究だけ好きだったのか、毎年夏の星座なり天体などを眺めて何か必ずやるという習慣があったので比較的手をつけていた気がします。

ここで、医師として何かこどもの教育に役立つことが言えるかというと、まあ大したことは言えないのですが。昔とは違って、頭ごなしに勉強しろという親はそういないでしょうから、少しずつおだてながら一緒にやっていくのがいいのだと思います。教育用語でいえば「サポート」まちがっても先に問題を解いてしまったりしてはいけません。兄弟でけんかになるのは大抵そういう場合で、教え方がいやとか言い出してけんかになります。じっとがまんして眺める、少しずつ軌道修正、決して怒らず。最近流行りの「アンガーマネジメント」です。怒らずに叱る、まあよくわかりませんが。

最近の小学生は本当に宿題が多いです。先生、ほんとうにこれ全部添削できるんですか、といいたくなるような。だから残業が多いんじゃないでしょうかと言いたくなりますが、いろいろと上からの縛りが厳しいのかもしれません。モンペアというのも多いらしいので、ある程度横ならびにできてほしいのでしょう。一番の難関である読書感想文も、プロセスごとに分かれたワークシート方式になっていて、随分楽になったなあと感心しました。でも、これだと好きにかきたい子は苦しいだろうなと思います。これはほんとうに読書感想文になっているのか、それとも何かの答えなのか。

夏休み明けは友達や先生に会えるのでとても楽しみにしていましたが、今ではそれが苦しいという子も多いようです。9月明けに不登校が増えるという統計もあり、周りが無駄なプレッシャーを与えないようにすることが大事です。先生、宿題まだできてないよーと泣きついてハラハラしていた私にとってはなんとか提出した時にほっとした覚えしかありませんが、学校に行くつらさも子供が感じているだろうと思いながら送りだしていただきたいと思います。

ちなみに、まる福では小学生、中学生のワクチン接種も行っていますので、ぜひご相談ください。日本脳炎、HPV、2種混合などが対象です。

では〜

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