放浪日記 (オランダ:デン・ハーグ)

2023年のテーマが「放浪:友達に会う」と決めたMachiです。
6月位にドイツのベルリン行きの片道切符を買い、
ドイツ、オランダの友達の家に泊まらせてもらいながら、
まったりと過ごしています。

自分の日記という感じで、考えている事をただつらつら〜と書いている感じです〜なので、こういう人もいるんだな〜位で暇な時にゆる〜く読んでもらえるとありがたいです〜

今回は仲良いインド人との喧嘩について書きます!

みなさん友人と喧嘩する機会って最近あります?
年を取るにつれてなくなると思う。
大人になって違いを受け入れたり、流したり、縁を切って気が合う人と一緒にいるようにしたり、という色んな方法で喧嘩を避けると思う。

だって、喧嘩って精神的に相当な労力を使うから。自分が納得できない事を、なるべく感情的にならないように話し合う。それが平行線の時は長く続く。など考えると、避けた方が早い。ネガティブな感情になっている自分も嫌になるし、自分の意見を受け入れて欲しいと思ってしまう自分にも、なんで諦めないのとか思う。疲れるし、どうせ分かり合えないと思うと、時間が勿体無いし、他に楽しい事や面白い事に時間を費やしたいと思う。

なので、喧嘩ができる仲ってあんまりもうないんだなと思う。

このインドの子とは仲が良いと思っていた。なんでも話せたし、自分らしくいれた。とてもプラトニックな関係で、弟のような感じで居心地が良かった。よく電話してくだらない話から、真面目な話もした。感情的な自分も見せていた。

喧嘩の流れでいうと、その大切なオランダ人の友人と会った後に、家に帰ってから起こった喧嘩。大切な人ととても楽しく過ごせて、精神的に充電できた、なんとも言えない満足感で帰ってきた。ルンルン気分。トラムの最寄駅でインドの友達と会って、家に歩いて帰った。

今日何をしたという話をしている時、スタートアップでシリコンバレーのメンターとのMTGがあって、ラーメン屋でしたんだよね〜笑という話に食いついてきた。彼自身も今オランダのスタートアップで働いている為だ。彼もサステイナブル関連のスタートアップで働いている。

「シリコンバレーのメンターがいるの?すごいじゃん!俺が今働いているスタートアップはシリコンバレーのメンター欲しかったけど、付いてもらえなかったんだよ。シリコンバレーのメンターとのMTG1時間っていくらか知ってる?」
「知らない。。。」
「USD300 (約45,000円)位だよ!」
「えーそんなにするの?」

という感じであった。それだけ期待されているのに、辞めない方がいいじゃんなどの話をしていた。その話が始まったのは0時くらい。もう自分でも結構疲れているという事を後で感じた。彼はちょっと酔った状態。彼は自分が投資するなら私が勤めているスタートアップのような革新的な会社に投資したいと。私がスタートアップに入った理由、辞める理由など話しておらず、その様に言う彼は別にいい。でも、自分だったらこうする、ああするなど、私が何でしないのかも聞かずに自分の事を語りだす所はあまり好きではない。自分が何か意見を言おうとして話していても、私が話し終わる前にかぶせて意見を言ってくる。その様な社会で揉まれ育っているので、しょうがないのかもなとも思いながらも、とても不快であった。

0時過ぎている、いい気分で帰ってきたのにこの様な話で終わりたくなかった、好きでもない仕事の話を今したくない、などと無意識に思っていたのだろうが、疲れていて脳がついていかない。何回も自分の言いたい事を言われる前に被せて言ってきた。その際に私が普通より声が大きくなり、問題点を話した。この自分が声を上げる事が情けなかった。声をあげないと聞いてもらえないのかな。。。自分の単語選びが良くないんだろうな。。。大きな声を出すって本当に大人気ないな。。はぁ〜大人気ない、自分が幼稚というとてもネガティブな気持ちになった。自分が嫌がっていた父の短所が、自分の中にあるという事に気付く度、自分が怖くなる。こんな自分がいるんだって。無意識でこうなるんだって。

その日は、インドの友人が私がスタートアップに入った理由、と辞める理由を聞いて納得して終わった。もう夜も遅いし、仕事の話は今は結構個人的でストレスがあるものなので、日中に話したいと言い、お開き。

次の日、昨日は声を上げてごめんと謝った。彼は別にいいよと。自分はまちこの事知ってるし、という感じの事を言っていた。確かに一回他の人に声を大きく話していた事があった。それは確かにイラつきもあったが、風が強く吹いていたので、声を大きくしないと声が聞こえないと思っていたので、大きな声で話した。やはり、人の話を聞かない人には声が上がってしまう自分がいる。その様な人には声を上げても自分の声は通らないので、自分のイライラ損であるので、その様な人たちには1,2回自分の意見を共有して、それ以降は関わらない方がいいなと学んだ。

それを見ている彼は、自分がこの様なことになる事を知っている。自分の汚点を知っている。嫌だな。。。その様な人にまたなるのではないのか?と思うであろう。それで自分の事を知っていると言う。まー確かにな。でも、その様な自分になりたくないという事は知らないと思う。

まちこのこと知ってる。自分の意見を言うことは良いけど、自分の意見を押し付ける様な言い方はあまりよくないよと言われた。押し付ける気は全くない。ただ、聞こえていない様に思うから、何回か言ってしまう。なんで自分は何回か言うんだろうと思った時、あー私が話している途中で、自分の意見を言われて、自分が言い切っていないから、また最初から説明をして意見を言う、言い切る前に被せてまた意見を言われる、という事で苛立ちが募る。なので、押し付けているつもりはない、でも、いつも話が終わる前に被せて意見を言われ、話が終わらないから同じ事を繰り返しているから、一回話を聞いて欲しいと。それを言ったら、あーそうだったの。ごめん。気づかなかった、今後気をつけると言っていた。

彼の良い所は彼が納得した事に対してはとても素直に受け入れる事だ。

確かにインドで生まれ育って、オランダで仕事をしている。インドは人が意見を言う事は当たり前で、話は飛び交っている。私も一回インドの人達だけのランチに言って、彼らの会話に全くついていけなかった。めちゃめちゃ速いペースで、インドの強い訛りの英語で話をしているので、理解に困った。日本でいうと、早口の関西人達のテンポの良い会話に入れないという状態。

そしてオランダでは思った事をはっきりと直接的に言う。良い事も悪い事も嫌味なくはっきりというという国民性。なので、はっきりと速いテンポで話をする事が当たり前という感じの友人である。なので、確かに私が慣れないのはわかるが、それを彼に強制するのも私は間違えているのかな?とも思った。でも、人の言葉に被せるようなコミュニケーションってどこの国に行っても良い事でもないようであるので、言わせてもらった。

彼は、言いたい事を言える仲が親しい友人だから、声をあげようが何しようが、言いたい事は言える方がいいと。その言葉を聞けて嬉しい反面、ちょっと何か腑に落ちなかった。これは自分のただのエゴであるのかもしれないが、声を上げるという行為をしている自分に罪悪感があり、幻滅していて、その様になりたくない。今は自分と向き合って、嫌な部分を取り除いてる最中の為、この様な事があると学びにもなるが、自分の不甲斐なさに嫌気がさす。まー20代の時に自分を無視しまくってきたから、この様な面倒な事になっているので、しょうがないと思う。

彼の友人がベルリンで誕生日会をするという事で、その週末は一緒に行く予定であった。彼がわざわざ誘ってくれて、最初は断ったが推しが強く、まー彼の友人達にも会ってみるか〜と思い、行く事に決めていたが、この喧嘩でやはり自分があまり気が乗らない事は止めようと思った。特に20名も知らない人が来るという事で、パンデミックで自分のコミュニケーションスキルがダダ下がりの状態で、今は新しい人に会うリハビリテーション中の私には試練でしかない。特に喧嘩をして、彼と距離を取りたいと思ったので、上記の事を彼に伝え、オランダに残る事にした。彼はじゃー自分もいかないから何かしようと言ってくれたが、自分と向き合う時間が欲しいと言い、彼には誕生会に行ってもらった。

とてもわがままな自分であるが、やはり自分に嘘付きたくないし、自分も大切にしたい。わがままであろうがなんだろうか、自分が気が乗ることだけしていきたいと思う。

P.S. 今は日本にいる。彼は出張で日本に来ていて、早速友人達とご飯を作って、日本酒を飲みながら、いつもの様に笑いが絶えない楽しい時間を過ごした。やはり彼の様な友人は大切にしていきたい。ありがとうね。ナビちゃん!

Machi

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